綾瀬はるか主演でドラマ化された『剣持麗子のワンナイト推理』が文庫化 無駄のない構成と抜群のテンポでさくさく読める[文庫ベストセラー]

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 5月14日トーハンの週間ベストセラーが発表され、文庫第1位は『白鳥とコウモリ(上)』が獲得した。
 第2位は『白鳥とコウモリ(下)』。第3位は『変な家 文庫版』となった。

 4位以下で注目は8位に初登場の『剣持麗子のワンナイト推理』。新川帆立さんによる推理短編集。2022年に綾瀬はるかさん主演で実写ドラマ化された推理小説『元彼の遺言状』(宝島社)のシリーズ三作目。ドラマでも活躍した敏腕弁護士・剣持麗子が深夜に舞い込む事件に奮闘する姿を描く。ドラマでは本作に収録された事件も映像化されている。書評家の大森望さんは《助手役(売れないホスト)との掛け合いも楽しいが、100人を超える弁護士が集まる運動会の話が大笑い。無駄のない構成と抜群のテンポでさくさく読める。》と評している。

1位『白鳥とコウモリ(上)』東野圭吾[著](幻冬舎)

新たなる最高傑作、待望の文庫化!二〇一七年、東京竹芝で善良な弁護士、白石健介の遺体が発見された。捜査線上に浮かんだ倉木達郎は、一九八四年に愛知で起きた金融業者殺害事件と繋がりがある人物だった。そんな中、突然倉木が二つの事件の犯人と自供。事件は解決したと思えたが。「あなたのお父さんは嘘をついています」。被害者の娘と加害者の息子は、互いの父の言動に違和感を抱く。(幻冬舎ウェブサイトより)

2位『白鳥とコウモリ(下)』東野圭吾[著](幻冬舎)

新たなる最高傑作、待望の文庫化!父の死に疑問を持つ美令と父の自供に納得できない和真。事件の蚊帳の外の二人は?父の真実″を調べるため、捜査一課の五代の知恵を借り禁断の逢瀬を重ねる。過去と現在、東京と愛知、健介と達郎を繋ぐものは何か。やがて美令と和真は、ふたり愛知へ向かうが、待ち受けていた真実は――。光と影、昼と夜。果たして彼等は手を繋いで、同じ空を飛べるのか。(幻冬舎ウェブサイトより)

3位『変な家 文庫版』雨穴[著](飛鳥新社)

2024年3月15日より映画公開!雨穴デビュー作『変な家』ついに文庫化!設計士栗原による「文庫版あとがき」も追加収録(飛鳥新社ウェブサイトより抜粋)

4位『続・魔法科高校の劣等生 メイジアン・カンパニー(8)』佐島勤[著](KADOKAWA)

5位『飾結び 新・秋山久蔵御用控(十九)』藤井邦夫[著](文藝春秋)

6位『冬期限定ボンボンショコラ事件』米澤穂信[著](東京創元社)

7位『チョウセンアサガオの咲く夏』柚月裕子[著](KADOKAWA)

8位『剣持麗子のワンナイト推理』新川帆立[著](宝島社)

9位『アルジャーノンに花束を〔新版〕』ダニエル・キイス[著]小尾芙佐[訳](早川書房)

10位『傲慢と善良』辻村深月[著](朝日新聞出版)

〈文庫ランキング 5月14日トーハン調べ〉

Book Bang編集部
2024年5月18日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

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