アニメ化もされた中華ファンタジー「後宮の烏」シリーズと同一世界を舞台にした「海神の娘」続編が発売[文庫ベストセラー]

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 5月21日トーハンの週間ベストセラーが発表され、文庫第1位は『白鳥とコウモリ(上)』が獲得した。
 第2位は『白鳥とコウモリ(下)』。第3位は『帰郷 鬼役 [三十四]』となった。

 4位以下で注目は8位に初登場の『海神の娘 黄金の花嫁と滅びの曲』。白川紺子さんによる中華風ファンタジー世界を舞台にした婚姻譚。世界の南端にある島々を治める領主たちと、そこに嫁ぐ「海神の娘」たちの葛藤と生き様を描く。2023年7月に出版された『海神の娘』(講談社)の続編だ。作者の白川さんが描いてきた中華風後宮ファンタジー「後宮の烏」シリーズと同じ世界の話とされている。「後宮の烏」シリーズは全7冊が刊行されており、シリーズ累計で120万部を突破している。2022年にはアニメ版も放送された。『海神の娘』も女性向けマンガアプリPalcyでマンガ版が連載中。

1位『白鳥とコウモリ(上)』東野圭吾[著](幻冬舎)

新たなる最高傑作、待望の文庫化!二〇一七年、東京竹芝で善良な弁護士、白石健介の遺体が発見された。捜査線上に浮かんだ倉木達郎は、一九八四年に愛知で起きた金融業者殺害事件と繋がりがある人物だった。そんな中、突然倉木が二つの事件の犯人と自供。事件は解決したと思えたが。「あなたのお父さんは嘘をついています」。被害者の娘と加害者の息子は、互いの父の言動に違和感を抱く。(幻冬舎ウェブサイトより)

2位『白鳥とコウモリ(下)』東野圭吾[著](幻冬舎)

新たなる最高傑作、待望の文庫化!父の死に疑問を持つ美令と父の自供に納得できない和真。事件の蚊帳の外の二人は?父の真実を調べるため、捜査一課の五代の知恵を借り禁断の逢瀬を重ねる。過去と現在、東京と愛知、健介と達郎を繋ぐものは何か。やがて美令と和真は、ふたり愛知へ向かうが、待ち受けていた真実は――。光と影、昼と夜。果たして彼等は手を繋いで、同じ空を飛べるのか。(幻冬舎ウェブサイトより)

3位『帰郷 鬼役 [三十四]』坂岡真[著](光文社)

4位『変な家 文庫版』雨穴[著](飛鳥新社)

5位『新! 店長がバカすぎて』早見和真[著](角川春樹事務所)

6位『続・魔法科高校の劣等生 メイジアン・カンパニー(8)』佐島勤[著](KADOKAWA)

7位『月草糖 花暦 居酒屋ぜんや』坂井希久子[著](角川春樹事務所)

8位『海神の娘 黄金の花嫁と滅びの曲』白川紺子[著](講談社)

9位『アルジャーノンに花束を〔新版〕』ダニエル・キイス[著]小尾芙佐[訳](早川書房)

10位『蒼瞳の騎士 (上) 浮世絵宗次日月抄』門田泰明[著](祥伝社)

〈文庫ランキング 5月21日トーハン調べ〉

Book Bang編集部
2024年5月25日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

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