海の向こうでニッポンは
内容紹介
ドイツの盆栽、アメリカのテリヤキ、西陣織でつくられたイスラム服、南洋の伊勢神宮、「京都銀行」の本店がバンコクに、ブラジルでは日本の新宗教が大流行?! ことば、音楽、プロレス、建築、宗教、歴史、マンガ、アニメ、食、酒……。筆者が長年目撃してきた、日本の文物が海外でかたちを変える光景。そこには現地に適応した驚きの「ニッポン」があった。日本から海外への文化の広がりに光をあて、日本そのものをとらえなおす。
《目次》
第一章 ベトナムから盆栽へ
第二章 ニッポンからサツマまで
第三章 音楽七変化
第四章 悪役レスラーニッポン
第五章 宗教は世界をめぐる
第六章 建築がつなぐ世界とニッポン
第七章 幻想と欲望の日本史
第八章 ことばとアニメの底力
第九章 酒と食は海を越え
あとがき
《著者紹介》
建築史家、風俗史研究者。国際日本文化研究センター所長。1955年、京都市生まれ。京都大学工学部建築学科卒業、同大学院修士課程修了。『つくられた桂離宮神話』でサントリー学芸賞、『南蛮幻想』で芸術選奨文部大臣賞、『京都ぎらい』で新書大賞2016を受賞。著書に『霊柩車の誕生』『美人論』『日本人とキリスト教』『阪神タイガースの正体』『パンツが見える。』『日本の醜さについて』『大阪的』『プロレスまみれ』『ふんどしニッポン』など多数。
データ取得日:2024/04/26
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