複雑系を哲学する
〈生成〉からとらえた〈存在〉と〈認識〉
内容紹介
無数の要素の相互作用から自己自身を形成していく動的系を〈複雑系〉というとすれば、宇宙、物質、生命、社会、すべて複雑系である。二十一世紀の新しい科学の方向を指し示す〈複雑系の科学〉の存在論的・認識論的基礎づけ。絶えざる生成のうちにあり、常に新たな創造に向かっている自己形成的世界の存在論的、認識論的基礎を考えるには、存在を関係に、関係を生成に還元し、世界内認識の立場に立って主客分離の世界観を乗り越えねばならない。〈存在〉と〈認識〉を〈生成〉からとらえる生命哲学の展開。
データ取得日：2024/04/25
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