西南戦争 民衆の記

大義と破壊

西南戦争 民衆の記

著者
長野 浩典 [著]
出版社
弦書房
ジャンル
歴史・地理/日本歴史
ISBN
9784863291638
発売日
2018/01/20
価格
2,420円(税込)

内容紹介

西南戦争(明治10年、1877)を、民衆側、特に戦場となり惨禍を被った人々の側から描く。
西南戦争とは何だったのかを民衆側の視点から徹底して問い直す力作。この戦争がいわば見世物であったこと(新聞、錦絵がよく売れて、芝居の題材にもなった)。さまざまな商売が繁盛し戦争バブルが発生したこと。戦争と並行する形で農民一揆が起きたが、その一揆勢は官軍や薩軍には加わっていないということ。戦争で広まった病気(コレラ、天然痘など)が流行したこと――など、戦場のリアル(現実)を克明に描くことで、「戦争」の本質(憎悪、狂気、人的・物的な多大なる損失)を改めてうったえかける。

データ取得日:2024/04/23  書籍情報:JPO出版情報登録センター
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