『荒木経惟、写真に生きる。』荒木経惟著

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荒木経惟、写真に生きる。

『荒木経惟、写真に生きる。』

著者
荒木経惟 [著]/内田真由美 [編]
出版社
青幻舎
ISBN
9784861527852
発売日
2020/06/28
価格
3,850円(税込)

書籍情報:openBD

『荒木経惟、写真に生きる。』荒木経惟著

[レビュアー] 産経新聞社

 今年傘寿を迎えた写真家、アラーキーこと荒木経惟(のぶよし)が、自らの写真と言葉で人生を振り返る。幼少期のこと、妻・陽子さんとの出会いと別れ、樹木希林や笠智衆(りゅう・ちしゅう)ら亡き名優の思い出などが、独特の軽妙な口調で語られる。

 無名時代に応援してくれた恩師の桑原甲子雄、嫉妬の対象だったという森山大道、伝説の雑誌「写真時代」の末井昭編集長にまつわるエピソードも興味深い。

 巻頭に「傘寿いとし」と題した撮り下ろしの31点を収録。エロスとタナトスが渦巻くアラーキーの世界は健在。「撮ることは、脈打つこと、呼吸すること」という。(青幻舎・3500円+税)

産経新聞
2020年9月13日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

産経新聞社

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