アンデルセン、ゴッホ、エリザベス1世、上杉謙信、小津安二郎…。立場も生きようも異なる彼らに共通しているのは、生涯にわたって独身を貫いたという点だ。本書では、そんなユニークな観点から歴史上の偉人たちの人生や逸話を紹介している。
同じ独身者といえど、その理由はさまざま。本書は「恋多き人生を全うする」「世を正しく導くために」「女性ならではの社会の変え方」など8つに分けて、彼らの人生を読み解く。「おひとりさま」が増えた現代社会だからこそ、独身で物事を成し遂げた彼らの生き方は心に強く響く。(新潮新書・814円)
-
2021年10月24日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです