【児童書】『か～なむらのそんちょうさん』おおなり修司文、中川学絵

主人公のか～なむらの村長さんはたくさんの猫や犬、馬に囲まれて暮らす獣医師。ある日、家の周りの花や木に水やりをしているところに、具合の悪い牛をみてほしい、と牧場のおじいさんから電話が。すぐに駆け付け治してあげたお礼にミルクをたっぷりもらって―というほのぼのとした物語なのだが、声を出して読んでみよう。

「か～なり」「まろやか～な」といった具合に、文章の中にある「かな」が全て「か～な」に置き換わっている。コミカルな絵とストーリーの世界観があいまって、頭の中でゆるやか～な村の様子が広がるはず。（絵本館・１５４０円）

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