不倫小説を書いた妻に「ゲスな相手はいるの?」作家夫婦の告白にオードリー若林も苦笑

テレビ・ラジオで取り上げられた本

0
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 お笑いコンビオードリーの若林正恭さん(37)が司会を務めるBSジャパンの番組「ご本、出しときますね?」(5月13日放送回)に小説家の島本理生さん(32)と佐藤友哉さん(35)が出演した。二人は夫婦で共に作家。作家夫婦ならではの貴重なエピソードが語られた。

■不倫小説は読まれたくない

 まずはじめにお互いの本は読みますか、と若林さんに尋ねられた二人。島本さんは佐藤さんの本をほとんど読んでいるとの答え。しかし佐藤さんは島本さんの本はほとんど読まないと告白。島本さんは最初は読まれたかったが、と言葉を継ぐも最近は「読まれると都合が悪い」とも語った。島本さんは恋愛小説を多く手掛ける作家。しかも2014年に出版した『Red』(中央公論新社)は不倫小説。セックスレスの主人公がかつての恋人との不倫に溺れる作品だ。その前半には「主人公の旦那さんの悪口がバァーっと書いてあり、あまり読まれた方がいい内容じゃないな」と笑った。若林さんもそれを聞き「これは大変ですねえ」と苦笑いを浮かべた。

■不倫小説に描かれたゲスな相手は実在する?

 番組では毎回視聴者から寄せられる質問に作家陣と若林さんが答える。「登場人物のモデルはいますか?」との質問で再度『Red』が俎上に載せられ、佐藤さんは島本さんに「ゲスなお相手はいるの?」と直撃。島本さんは「いるわけないじゃない。それ以外なんて言えば」と笑いながら答えた。しかし他の恋愛小説に関しては2、3人の人が足してあるもののモデルがいると告白した。逆に佐藤さんの小説のモデルは全て自分の中の一部分を出力したもの、と夫婦でありながら全く違うアプローチで執筆をしていることが明らかとなった。

■ぬいぐるみを食べてくれないか

 佐藤さんの作品は姥捨て山に捨てられた老婆たちがヒグマと戦う『デンデラ』(新潮社)など激しいバイオレンスを描いた作品も多い。そんな一面が佐藤さんの中にあるのは「旦那として怖くないですか?」と若林さんに尋ねられた島本さんは、つきあいはじめのころ「ぬいぐるみを食べてくれないか」と謎のお願いをされたと告白。佐藤さんの中にある過激な一面をわかった上での結婚だと感じさせるエピソードだった。

■作家合コンで出会った

 さらに二人の出会いは作家合コンだったことや、佐藤さんのルール「肩書きに『作家』とついている作家以外の人間を信用しない」、島本さんのルール「嫌いなものは批評しない」など二人が自分に課しているルールも披露された。番組最後には「夫婦をテーマにしたオススメ本」として島本さんが『死の棘』島尾敏雄[著](新潮文庫)を「浮気小説の最高峰」と紹介した。

 ネット上では同番組について「作家さんの頭の中は異次元だなあ」「夫婦ならではの『阿吽の呼吸』だった」「島本さんのルールを自分も見習わなきゃな」との声が上がっている。同番組の最新の放送回はBSジャパンのウェブサイト(http://www.bs-j.co.jp/gohon/index.html)でも無料配信されている。

 文筆系トークバラエティ「ご本、出しときますね?」はBSジャパンにて毎週金曜よる11時30分から放送中。

BookBang編集部

Book Bang編集部
2016年5月16日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

  • このエントリーをはてなブックマークに追加