日本人はなぜ「空気を読む」のか? 中野信子が解説した一冊が話題

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 3月3日トーハンの週刊ベストセラーが発表され、新書第1位は『ケーキの切れない非行少年たち』が獲得した。
 第2位は『空気を読む脳』。第3位は『異端のすすめ 強みを武器にする生き方』となった。

 2位に初登場の『空気を読む脳』はテレビ出演や『サイコパス』(文藝春秋)などの著書で知られる脳科学者・中野信子さんの最新作。相手の気持を察し、同調を求め、不倫を叩き、幸福度が低い。こんな日本人の価値観の背景には脳の影響があると説き、そんな心理に陥る仕組みと、それを活かしより良く生きるヒントを伝授する一冊となっている。職場や学校で蔓延する不自由な空気に悩んでいる方におすすめの一冊だ。

■新書 ノンフィクションランキング

1位『ケーキの切れない非行少年たち』宮口幸治[著](新潮社)

児童精神科医である筆者は、多くの非行少年たちと出会う中で、「反省以前の子ども」が沢山いるという事実に気づく。少年院には、認知力が弱く、「ケーキを等分に切る」ことすら出来ない非行少年が大勢いたが、問題の根深さは普通の学校でも同じなのだ。人口の十数%いるとされる「境界知能」の人々に焦点を当て、困っている彼らを学校・社会生活で困らないように導く超実践的なメソッドを公開する。(新潮社ウェブサイトより)

2位『空気を読む脳』中野信子[著](講談社)

職場で、学校で、なぜ日本人は「空気」を読むのか?中野信子さんが脳科学をとおし、初めて日本人の心性と強みを読み解く。(講談社ウェブサイトより抜粋)

3位『異端のすすめ 強みを武器にする生き方』橋下徹[著](SBクリエイティブ)

橋下徹が贈る、決して後悔しない生き方のすすめ! 変化の激しい現代社会。 組織の構成員としての生き方よりも、ますます個人としての生き方が問われている中で、いかにして「自分にしかない強み」を武器にし、突き抜けた人になるかが、人生を大きく左右する。 挑戦を続け、自分自身が燃焼し尽した感を持てるような「納得できる人生」を生きるにはどうすべきか? 橋下徹が贈る、決して後悔しない生き方のすすめ。(SBクリエイティブ)

4位『一切なりゆき 樹木希林のことば』樹木希林[著](文藝春秋)

5位『運気を磨く 心を浄化する三つの技法』田坂広志[著](光文社)

6位『独ソ戦 絶滅戦争の惨禍』大木毅[著](岩波書店)

7位『新・大学でなにを学ぶか』上田紀行[編著](岩波書店)

8位『律令国家と隋唐文明』大津透[著](岩波書店)

9位『大岡信『折々のうた』選短歌(1)』水原紫苑[編](岩波書店)

10位『統計学をめぐる散歩道 ツキは続く? 続かない?』石黒真木夫[著](岩波書店)

■新書 ノベルスランキング

1位『鬼滅の刃 片羽の蝶』吾峠呼世晴[原作]矢島綾[著](集英社)

2位『鬼滅の刃 しあわせの花』吾峠呼世晴[原作]矢島綾[著](集英社)

3位『蒼洋の城塞(4)ソロモンの堅陣』横山信義[著](中央公論新社)

4位『恋ひとすじに』赤川次郎[著](双葉社)

5位『約束のネバーランド ママたちの追想曲』白井カイウ[原作]七緒[小説]出水ぽすか[作画](集英社)

6位『魔界都市ブルース 闇鬼刃』菊地秀行[著](祥伝社)

7位『僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ヒーローズ:ライジング』堀越耕平[原作]誉司アンリ[著](集英社)

8位『呪術廻戦 夜明けのいばら道』芥見下々[原作]北國ばらっど[著](集英社)

9位『劇場版 ONE PIECE STAMPEDE』尾田栄一郎[原作]浜崎達也[著]冨岡淳広、大塚隆史[劇場版脚本](集英社)

10位『呪術廻戦 逝く夏と還る秋』芥見下々[原作]北國ばらっど[著](集英社)

〈新書 ノンフィクション / 新書 ノベルス ランキング 3月3日トーハン調べ〉

Book Bang編集部
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

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