「5人を助けるために1人を犠牲にするのは正しいか?」論理的思考力が鍛えられる33の問題

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 10月31日トーハンの週刊ベストセラーが発表され、ビジネス書第1位は『革命のファンファーレ 現代のお金と広告』が獲得した。
 第2位は『スタンフォード式 最高の睡眠』。第3位は『多動力』となった。

 4位以下で注目は4位にランクインした『論理的思考力を鍛える33の思考実験』。思考実験とは特定の条件を想定し、そこで起こることを論理的に追求する思考のみで行われる実験のこと。同書には有名なものからオリジナルなものまで33の思考実験が紹介されている。NHKで放送された『ハーバード白熱教室』でとりあげられ有名になった、「5人を助けるために1人を犠牲にするのは正しいか?」を問う「トロッコ実験」についても様々なシナリオを加えながら考察されている。パズルのように楽しみながら論理的思考力が鍛えられる一冊だ。

 BookBangでは書評家の印南敦史さんが、飛行機事故の例をあげながら「本書でさまざまな思考実験をしてみれば、そこで得た経験が思いもかけない場面で役立つかもしれません」と評している。
https://www.bookbang.jp/review/article/533494

1位『革命のファンファーレ 現代のお金と広告』西野亮廣[著](幻冬舎)

クラウドファンディングで国内歴代最高となる総額1億円を個人で調達し、絵本『えんとつ町のプペル』を作り、30万部突破のメガヒットへと導いた天才クリエイターが語る、“現代のお金の作り方と使い方”と最強の広告戦略、そして、これからの時代の働き方。(幻冬舎ウェブサイトより)

2位『スタンフォード式 最高の睡眠』西野精治[著](サンマーク出版)

「睡眠研究のメッカ」スタンフォードの現役日本人教授が明かす、最新の科学的エビデンスに基づいた「究極の疲労回復」法とは?(サンマーク出版ウェブサイトより抜粋)

3位『多動力』堀江貴文[著](幻冬舎)

堀江貴文のビジネス書の決定版!! 一つのことをコツコツとやる時代は終わった。これからは、全てのモノがインターネットに繋がり、全産業の“タテの壁”が溶ける。このかつてない時代の必須スキルが、あらゆる業界の壁を軽やかに飛び越える「多動力」だ。(幻冬舎ウェブサイトより)

4位『論理的思考力を鍛える33の思考実験』北村良子[著](彩図社)

5位『大人の語彙力が使える順できちんと身につく本』吉田裕子[著](かんき出版)

6位『医者が教える食事術 最強の教科書 20万人を診てわかった医学的に正しい食べ方68』牧田善二[著](ダイヤモンド社)

7位『会社四季報 業界地図 2018年版』東洋経済新報社[編](東洋経済新報社)

8位『はじめての人のための3000円投資生活』横山光昭[著](アスコム)

9位『孫社長にたたきこまれた すごい「数値化」仕事術』三木雄信[著](PHP研究所)

10位『ついにあなたの賃金上昇が始まる! 2018~ 世界と日本経済の真実』高橋洋一[著](悟空出版)

〈単行本 ビジネス書ランキング 10月31日トーハン調べ〉

Book Bang編集部
2017年11月4日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

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