稲垣吾郎の「下半身はケダモノ」壇蜜の指摘に「なんでこの人俺のことわかってるんだ……」[ゴロウ・デラックス]

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 稲垣吾郎さん(44)が司会を務める読書バラエティー「ゴロウ・デラックス」(TBS系)に12日、作家の林真理子さん(63)と壇蜜さん(37)が出演した。3人の恋愛観、結婚観、女性観が赤裸々なトークのなかで明らかとなった。

■稲垣吾郎の下半身はケダモノ?

 この日の課題図書は『男と女の理不尽な愉しみ』(集英社)。結婚・出産を経験し女の幸せを全て掴んできた林さんとセクシーな魅力で男を惑わす自立した独身の壇蜜さん、対極とも言える2人が男女問題について語り合った異色の対談集だ。2人は「ゲス不倫」から「熟年離婚」など世の中に溢れる50の男女問題をテーマに縦横無尽に語っている。

 林さんは壇蜜さんとのやりとりについて「おばさんたじたじ。予想を超えた答えが出てくる。どうしたらこんな言葉が出てくるんだろう」とその鋭い感性を絶賛。稲垣さんも「僕もさっき『下半身がケダモノなんですね』って僕のこと言われたときドキッとしました」と明かす。

 その日の出演者が使うマグカップは、それぞれの星座がデザインされたものが用意されており、稲垣さんは射手座だった。上半身が人間、下半身が馬の射手座のイラストを見た壇蜜さんは「射手座のポテンシャルってやばいですよね。下半身が獣ですよ」と指摘。稲垣さんは「自分の下半身が獣だってことに気づかなかった。なんでこの人俺のことわかってるんだ?」と動揺していた。

■結婚できない女性はどうしたらよいのか

 同書の中で生涯未婚率が過去最高を更新するなか、2人は「出会いがない」と嘆く女について語り合っている。壇蜜さんはそんな女性に「損をしてみたら?」と勧めている。壇蜜さんの人生のモットーは「しなくてもいい苦労をする」ことだという。そこに生まれる心の余裕が愛情を生むと語る。それゆえ得をすることばかりを考えてきた女性たちに、好きでもない男に奉仕し幸せにすることで、自分を高めてみようと勧めるわけだ。

 しかしそんな壇蜜さんの姿勢を男性は怖がり、逃げ出す人もいるという。「俺はだめになるといって、パーカーと熱帯魚を置いて出ていっちゃいました」と過去の経験を明かす。稲垣さんは男性が怯えてしまう理由を「自分のものになったようでずっと自分のものになってくれない」と分析するも、「いいですね、僕そういう恋愛がいいな」と共感していた。

■母親になると凡庸になる

 壇蜜は自身の結婚については「私のような売り出し方をしてる人間がしていいのかという負い目はちょっとあります。所帯を持って果たしていいのか」と躊躇する心情を明かし、「もし所帯を持って新しい自分みたいなものでファンが許してくれるのであれば、それは自分にとっても意味があるのかなと思って考えます」と話す。そして「人妻カレンダーとか見たいのかな?」と心配する。

 林さんは「お母さんになられるのは嫌かもしれない。母親になると女の人って凡庸になっていく。母性は女の人にいろんなものを与えると同時に奪う。壇蜜さんの研ぎ澄まされた特質性って少なくなっていくような気がする」とアドバイスした。

■稲垣吾郎に合う女性とは

 話は稲垣さんの結婚話にも発展し、2人が稲垣さんに合う女性を分析した。林さんは「自分ですごく仕事を持っていて、男の人に頼らない」自立した女性が合うと提案。稲垣さんも「そういう人がいいです。あんまり依存されたり、あなたなしに生きていけないみたいな(ではなく)」と同意し、「そういう人っているんですか?」と林さんから紹介してもらいたいと乗り気な様子をみせた。

 一方壇蜜さんは、稲垣さんの母親から理想の女性を導き出そうとする。稲垣さんは母親について「あんまり母のことを話したことがないんですけど」と断りながら、「甘やかされて育ちすぎました。一度も怒られないし、何も否定されない。こんなんじゃダメだろうと(我ながら思った)」と溺愛された経験を明かした。また母親が新聞配達の仕事に行くとき、寂しいので付いて行き、いっしょに配達を手伝っていた、と可愛いらしいエピソードを披露した。

 壇蜜さんはそれを受け「ルーティーンをもった女性がいい。生活が不規則な王子様に対し、私の流れがあるからいつ帰っても大丈夫ですよという女性がいい」と分析し、「コンビニの店員か弁当屋の娘をお薦めします」と具体的に指定した。

「ゴロウ・デラックス」はTBSにて毎週木曜日深夜0:58から放送中。次回の放送は1月18日。ゲストは樹林伸さん。課題図書は『東京ワイン会ピープル』(文藝春秋)。公式サイトでは予告動画を配信中。
http://www.tbs.co.jp/goro-dx/

Book Bang編集部
2018年1月13日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

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