18歳で中原中也賞受賞した文月悠光によるエッセイ集『臆病な詩人、 街へ出る。』が発売

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 詩人・文月悠光によるエッセイ集『臆病な詩人、 街へ出る。』が発売された。

 本作は、18歳で中原中也賞を受賞した文月悠光が、JK(女子高生)詩人からの脱却を図った体当たりエッセイ集。2016年から2017年にかけてコラムサイト「cakes(ケイクス)」で連載されたエッセイ「私は詩人じゃなかったら「娼婦」になっていたのか?」を始め、アーティストとともに向かったフィンランド、詩人を売りに挑戦したアイドルオーディション、さらには生まれて初めて行ったストリップ劇場などを綴った体験記となっている。web連載に書き下ろしエッセイ「臆病な詩人、本屋で働く。」の前後篇2篇を追加した決定版となる。

 著者の文月悠光は、1991年北海道生まれ。中学3年生から雑誌に詩を投稿し始め、16歳で現代詩手帖賞を受賞する。高校3年生のときに発表した第1詩集『適切な世界の適切ならざる私』で中原中也賞、丸山豊記念現代詩賞を最年少で受賞。早稲田大学教育学部在学中に第2詩集『屋根よりも深々と』を刊行。2016年に初のエッセイ集『洗礼ダイアリー』、第3詩集『わたしたちの猫』を刊行する。そのほか、NHK全国学校音楽コンクール課題曲の作詞、詩の朗読、詩作の講座など広く活動する。

2018年2月20日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです
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