東西両軍で10万人を超える兵が激突した、日本史上最大の内戦・関ケ原の戦いは、数多くの謎に包まれている。「なぜ徳川家康は石田三成に挙兵する隙を与えたのか」や、最大の謎「なぜわずか数時間で勝負がついたのか」など。
これらの謎に作家の著者が「経済」の視点からアプローチ。朝鮮出兵や家康の転封など豊臣秀吉存命中からの出来事を追いながら、経済面での三成との攻防、「関ケ原」での戦略を浮き彫りにする。
戦いの本質のほか明治維新、現代にまで続く影響など、関ケ原の戦いの知られざる側面にふれられる一冊だ。(青春新書インテリジェンス・920円+税)
-
2018年3月18日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです