「万引き家族」観客動員数300万人を突破 小説版を書いた是枝監督が楽しみ方を語る

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 7月18日トーハンの週刊ベストセラーが発表され、単行本 文芸書第1位は『デスマーチからはじまる異世界狂想曲(14)』が獲得した。
 第2位は『蜘蛛ですが、なにか?(9)』。第3位は『万引き家族』となった。

 3位にランクインした『万引き家族』は第71回カンヌ国際映画祭のコンペティション部門において、最高賞のパルムドールを受賞した映画を監督自身が小説化した作品。映画の方は公開7週目を迎えたが、まだまだ好調。累計動員数は300万人を超え、興収も38億円を突破した(興行通信社調べ)。出版元の宝島社のウェブサイト「このマンガがすごい!WEB」では是枝監督のインタビューが掲載されている。是枝監督は、映画と小説どちらを先に見るのがベストかと問われ、《映画→小説→そして再び映画を観る、がベストだと思います。》《本当はね、たぶん一度目で観ただけでは気づかないことに(小説で)気づいてもらって、二度目を観ていただくのがいいんじゃないかと思います。》と楽しみ方を語っている。
http://konomanga.jp/special/140069-2

1位『デスマーチからはじまる異世界狂想曲(14)』愛七ひろ[著](KADOKAWA)

「階層の主」を倒した凱旋パーティーの最中、ゼナと再会を果たしたサトゥー。さらにカリナも来訪! 街を案内したりと賑やかに過ごす一行だったが、迷宮に潜ったゼナが怪物に攫われたという急報が飛び込み……!?(KADOKAWAウェブサイトより)

2位『蜘蛛ですが、なにか?(9)』馬場翁[著](KADOKAWA)

魔族領に腰を据え、ひょんなことから完全復活した「私」。神化した転移能力ならどこにでも行けると言われ、ひらめいた。「私」を勝手に蜘蛛にしやがってくれた世界の管理者、「D」にも会いに行けるんじゃ……!?(KADOKAWA)

3位『万引き家族』是枝裕和[著](宝島社)

とある住宅街。柴田治と息子の祥太は、スーパーや駄菓子店で日々万引きをして生計をたてていた。ある日、治はゆりという少女が家から閉め出されているのを見かねて連れて帰ってくる。驚く妻の信代だったが、少女の家庭事情を案じ、一緒に「家族」として暮らすことに。年金で細々と生きる祖母の初枝、JK見学店で働く信代の妹・亜紀。6人家族として幸せに暮らしていたが、ある出来事を境に、彼らの抱える「秘密」が明らかになっていく―――。(宝島社ウェブサイトより)

4位『かがみの孤城』辻村深月[著](ポプラ社)

5位『異世界のんびり農家(3)』内藤騎之介[著](KADOKAWA)

6位『宵物語』西尾維新[著](講談社)

7位『おっさん竜師、第二の人生』謙虚なサークル[著](KADOKAWA)

8位『未来』湊かなえ[著](双葉社)

9位『コーヒーが冷めないうちに』川口俊和[著](サンマーク出版)

10位『最強騎士のほのぼの家族旅行 娘といるため婚約拒否し、騎士団も辞めた。俺は自由だ。さあ、一生の思い出を作りに行こう』ハヤケン[著](KADOKAWA)

〈単行本 文芸書ランキング 7月18日トーハン調べ〉

Book Bang編集部
2018年7月21日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

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