「文字」の起源と未来について語る 円城塔×山本貴光トークイベント

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 円城塔の新刊『文字渦』の刊行を記念したトークイベントが、2018年8月31日(金)に東京・神楽坂にあるキュレーションストア〈la kagu〉で開催される。

『文字渦』は、偽史やSF的な空想を織り交ぜながら「文字」の起源から未来までを幻視した全12篇の短編小説集。描かれるのは、秦の始皇帝の陵墓から発掘された3万の漢字、希少言語学者が遭遇した未知なる言語遊戯「闘字」、そして膨大なプログラミング言語の海に光る文字列の島など。

 イベントでは、『文体の科学』で聖書からツイッターまで様々な文体を分析し、『文学問題(F+f )+』で夏目漱石『文学論』の読解を行うなど、独自の視点から言葉について考察を続けている文筆家・ゲーム作家の山本貴光をゲストに迎え、『文字渦』について、また「文字」の起源と未来について、縦横無尽に語り合う。

 トーク終了後には、会場で書籍を購入された方を対象にしたサイン会を予定している。

トークイベント
■日程:2018年8月31日(金) 19時~
■場所:la kagu(ラカグ)2F レクチャースペースsoko
■料金:2,000円
https://passmarket.yahoo.co.jp/event/show/detail/01az1bzqg5h1.html

円城塔
1972年北海道生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。2007年「オブ・ザ・ベースボール」で文學界新人賞受賞。2010年『烏有此譚』で野間文芸新人賞、2011年早稲田大学坪内逍遙大賞奨励賞、2012年『道化師の蝶』で芥川賞、『屍者の帝国』(伊藤計劃との共著)で日本SF大賞特別賞、2017年「文字渦」で川端康成文学賞を受賞した。他の作品に『Self-Reference ENGINE』『これはペンです』『プロローグ』『エピローグ』などがある。

山本貴光
1971年生まれ。慶應義塾大学環境情報学部卒業。文筆家、ゲーム作家。「哲学の劇場」主宰。著書に『文体の科学』『「百学連環」を読む』『文学問題(F+f)+』、共著に『脳がわかれば心がわかるか』(吉川浩満と)『高校生のためのゲームで考える人工知能』(三宅陽一郎と)、訳書にサレン、ジマーマン『ルールズ・オブ・プレイ』、メアリー・セットガスト『先史学者プラトン』(吉川と共訳)など。

2018年8月14日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです
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