「あの人にも読んでほしい」本屋大賞2位『ひと』を矢部太郎が推薦[文芸書ベストセラー]

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 4月23日トーハンの週刊ベストセラーが発表され、単行本 文芸書第1位は『そして、バトンは渡された』が獲得した。
 第2位は『余物語』。第3位は『シーソーモンスター』となった。

 4位以下で注目は6位にランクインした『ひと』。9日に発表された「本屋大賞2019」で第2位となった作品。孤独だが心優しい少年が「人に譲る」ことで商店街の優しい人々に囲まれ、様々な人の縁と優しさに包まれ人生を歩んでゆくさまを描く。作者は青春小説の名手として知られる、小野寺史宜さん。祥伝社の『ひと』特設サイトでは、漫画家でお笑い芸人の矢部太郎さんが《あのひとにも あの人にも 読んでほしい この本の素晴らしさを伝えたい人の顔がたくさん浮かびました》と推薦のコメント。小野寺さんと矢部さんは小野寺さんの最新長編小説『夜の側に立つ』の刊行記念でも対談し、二人の共通点と違いについて語り合っている。
https://www.bookbang.jp/review/article/559990

1位『そして、バトンは渡された』瀬尾まいこ[著](文藝春秋)

私には五人の父と母がいる。その全員を大好きだ。森宮優子、十七歳。継父継母が変われば名字も変わる。だけどいつでも両親を愛し、愛されていた。この著者にしか描けない優しい物語。(文藝春秋ウェブサイトより)

2位『余物語』西尾維新[著](講談社)

“斧乃木余接とも、思えば長い付き合いになった” 老倉育に児童虐待の専門家に仕立て上げられた阿良々木暦は、家住准教授から相談を持ち掛けられる。我が子を檻に入れたまま三日も家に帰っていないという。わけあって斧乃木余接と現場に急行した彼が、そこで見たものは。これぞ現代の怪異! 怪異! 怪異!(講談社ウェブサイトより抜粋)

3位『シーソーモンスター』伊坂幸太郎[著](中央公論新社)

昭和後期、平凡な家庭を襲った家庭平和の危機。2050年、一人の手紙配達人を巻き込んだ世界平和の危機。物語は時空を超えて加速する!(中央公論新社ウェブサイトより)

4位『すぐ死ぬんだから』内館牧子[著](講談社)

5位『転生したらスライムだった件(14)』伏瀬[著](マイクロマガジン社)

6位『ひと』小野寺史宜[著](祥伝社)

7位『鹿の王 水底の橋』上橋菜穂子[著](KADOKAWA)

8位『麦本三歩の好きなもの』住野よる[著](幻冬舎)

9位『異世界賢者の転生無双 ゲームの知識で異世界最強』進行諸島[著](SBクリエイティブ)

10位『心霊探偵八雲(11)魂の代償』神永学[著](KADOKAWA)

〈単行本 文芸書ランキング 4月23日トーハン調べ〉

Book Bang編集部
2019年4月27日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

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