「あさイチ」「おはよう日本」で話題 ノンフィクション本大賞受賞「ぼくイエ」とは

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 11月12日トーハンの週刊ベストセラーが発表され、単行本 ノンフィクション・教養書他第1位は『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』が獲得した。
 第2位は『ひとりで生きる 大人の流儀(9)』。第3位は『「日本国紀」の天皇論』となった。

 1位の『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』は今月6日に本屋大賞ノンフィクション本大賞を受賞したイギリスで暮らす著者とそのハーフ息子の日常を綴ったエッセイ。「元・底辺中学校」に通うことになった少年が人種差別や性の問題、格差や貧困など多種多様な社会の複雑さと向き合い、悩み乗り越えてゆく。多様な価値観のなかで成長する少年と、絶妙な距離感で暖かく見守るパンクな母親のまなざしにも共感の声が集まっている。

 発表の翌7日にNHK総合の「NHKニュース おはよう日本」と「あさイチ」両番組で取り上げられ大きな話題に。「おはよう日本」では和久田麻由子アナウンサーが著者のブレイディみかこさんにインタビュー。少年が学校で教わった相手の感情を想像し分かち合う「エンパシー」について注目し語り合った。「あさイチ」ではブレイディさんが生出演し、司会の博多華丸大吉さんや近江友里恵アナウンサーと子育てについて話し合った。ブレイディさんは息子に対し「私はこう思うけど、あなたはどう思う?」と自分の子どもでありながらも「小さな人間」だと思い対等に接していると語った。

1位『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』ブレイディみかこ[著](新潮社)

優等生の「ぼく」が通い始めたのは、人種も貧富もごちゃまぜのイカした「元・底辺中学校」だった。ただでさえ思春期ってやつなのに、毎日が事件の連続だ。人種差別丸出しの美少年、ジェンダーに悩むサッカー小僧。時には貧富の差でギスギスしたり、アイデンティティに悩んだり……。何が正しいのか。正しければ何でもいいのか。生きていくうえで本当に大切なことは何か。世界の縮図のような日常を、思春期真っ只中の息子とパンクな母ちゃんの著者は、ともに考え悩み乗り越えていく。連載中から熱狂的な感想が飛び交った、私的で普遍的な「親子の成長物語」。(新潮社ウェブサイトより)

2位『ひとりで生きる 大人の流儀(9)』伊集院静[著](講談社)

一人で生きることを自覚せよ、と言っても、そう簡単にできるものではない。泣く雨の夕暮れも、一人で膝をかかえて星を見上げる夜半もあるであろう。孤独というものには、やるせなさがどこかに隠れている。なのに一人で生きようとしている人には、家族、兄弟姉妹、仲間、同僚、友と日々、逢ったり、連絡を取り合って、普通に生きている人たちには、ないものがある。あの潔さに似たものは何なのだろうか? ひとりで生きることは、一見淋しいものに思えるが、実は美しい人間の姿であるのかもしれない。――伊集院静 シリーズ累計195万部超の大ベストセラー第9弾。(講談社ウェブサイトより)

3位『「日本国紀」の天皇論』百田尚樹、有本香[著](産経新聞出版)

4位『はぴはぴ くるねこ(5)』くるねこ大和[著](KADOKAWA)

5位『潜行三千里 完全版』辻政信[著](毎日ワンズ)

6位『俺か、俺以外か。 ローランドという生き方』ROLAND[著](KADOKAWA)

7位『大家さんと僕 これから』矢部太郎[著](新潮社)

8位『高倉健、その愛。』小田貴月[著](文藝春秋)

9位『映画 すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ ストーリーブック』サンエックス[監修]主婦と生活社[編](主婦と生活社)

10位『70歳のたしなみ』坂東眞理子[著](小学館)

〈単行本 ノンフィクション・教養書他ランキング 11月12日トーハン調べ〉

Book Bang編集部
2019年11月16日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

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