「王様のブランチ」で話題 破天荒な女性弁護士が主役の遺産相続ミステリ ベストセラーランキングに登場

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 1月13日トーハンの週刊ベストセラーが発表され、文芸書第1位は『ブラック・ショーマンと名もなき町の殺人』が獲得した。
 第2位は『元彼の遺言状』。第3位は『野良犬の値段』となった。

 2位の『元彼の遺言状』は2021年第19回『このミステリーがすごい!』大賞を受賞した作品。主人公の元カレである製薬会社の御曹司が残した「僕の全財産は、僕を殺した犯人に譲る」という前代未聞の遺言状から、多数の犯人が名乗り出る波乱の展開が読者を引き込む。物語を牽引する主人公はお金に目がないやり手の女性弁護士。『このミステリーがすごい!』大賞の選評ではキャラクターの魅力が光っていると、各選考委員から絶賛されている。1月9日に放送されたTBS系バラエティ番組「王様のブランチ」で特集され大きな話題となった。

1位『ブラック・ショーマンと名もなき町の殺人』東野圭吾[著](光文社)

殆どの人が訪れたことのない平凡で小さな町。寂れた観光地。ようやく射した希望の光をコロナが奪い、さらに殺人事件が……。(光文社ウェブサイトより)

2位『元彼の遺言状』新川帆立[著](宝島社)

亡くなった元彼は誰かに殺された!? 犯人だけがその財産を譲り受けられるという奇妙な遺言を受け、 女性弁護士が依頼人と共謀して分け前を狙う破格の遺産相続ミステリー!(宝島社ウェブサイトより)

3位『野良犬の値段』百田尚樹[著](幻冬舎)

誘拐された、みすぼらしい6人の謎の男たち。 前代未聞の「劇場型」誘拐事件が、 日本社会に”命の価値”を問いかける。(幻冬舎ウェブサイトより)

4位『何がおかしい 新装版』佐藤愛子[著](中央公論新社)

5位『蜘蛛ですが、なにか?(14)』馬場翁[著]輝竜司[イラスト][著](KADOKAWA)

6位『痛いのは嫌なので防御力に極振りしたいと思います。(11)』夕蜜柑[著]狐印[イラスト](KADOKAWA)

7位『オルタネート』加藤シゲアキ[著](新潮社)

8位『今度生まれたら』内館牧子[著](講談社)

9位『私、能力は平均値でって言ったよね!(14)』FUNA[著]亜方逸樹[画](スクウェア・エニックス)

10位『田中家、転生する。(2)』猪口[著]kaworu[イラスト](KADOKAWA)

〈文芸書ランキング 1月13日トーハン調べ〉

Book Bang編集部
2021年1月16日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

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