文芸雑誌「文學界」(2020年2月号)に、村上春樹による新作短編が掲載された。
作品タイトルは〈連作短編「一人称単数」その7「品川猿の告白」〉。
文學界の公式ツイッターによると、本作は『東京奇譚集』所収の「品川猿」の続編だとされる。また、昨年12月に開催された朗読会「冬のみみずく朗読会」で村上が短縮版を朗読しており、注目されていた作品だ。
そのほか、今号では、吉田修一さんと角田光代さんの対談や映画評論家の蓮實重彦さんによる評論「ジョン・フォード論」、片岡大右によるゲーム・オブ・スローンズ論「「惑星的ミサ」のあとで ──『ゲーム・オブ・スローンズ』覚え書き」などが掲載されている。
【文學界2月号】まず創作は村上春樹さん「品川猿の告白」。昨年末に24年ぶりの朗読会「冬のみみずく朗読会」で村上さんがその短縮版を朗読し大好評を博しました。『東京奇譚集』所収の「品川猿」の続編で、「品川猿がそれからどうなったのか気になって、やっと書き上げた」という待望の新作短編です。
— 文學界 (@Bungakukai) January 6, 2020
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2019年1月7日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです
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