「論語」はまったく古びていない 作家・高橋源一郎が2500年前の問答を現代語で解説

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 2月4日トーハンの週刊ベストセラーが発表され、新書第1位は『ケーキの切れない非行少年たち』が獲得した。
 第2位は『一切なりゆき 樹木希林のことば』。第3位は『一億三千万人のための『論語』教室』となった。

 3位に初登場の『一億三千万人のための『論語』教室』は作家の高橋源一郎さんが「論語」をわかりやすく解説した一冊。書き下し文でも難しい論語だが、高橋さんの描く孔子センセイは現代の誰にでも心当たりのある身近な例をあげ、あらゆる「問い」に回答を示している。登場人物やシュチュエーションを現代に置き換え、「ヤバい」「いいね!」等のくだけた言葉でセンセイは語りかけてくるため、2500年前の「問い」も「答え」も本質的にはまったく古びていないことが実感できる。最近では新一万円札の顔に決まった渋沢栄一の「論語と算盤」も再注目されているが、そのまえにまずは「論語」の基礎的な考え方を理解するために本書を手に取るのも良いだろう。

■新書 ノンフィクションランキング

1位『ケーキの切れない非行少年たち』宮口幸治[著](新潮社)

児童精神科医である筆者は、多くの非行少年たちと出会う中で、「反省以前の子ども」が沢山いるという事実に気づく。少年院には、認知力が弱く、「ケーキを等分に切る」ことすら出来ない非行少年が大勢いたが、問題の根深さは普通の学校でも同じなのだ。人口の十数%いるとされる「境界知能」の人々に焦点を当て、困っている彼らを学校・社会生活で困らないように導く超実践的なメソッドを公開する。(新潮社ウェブサイトより)

2位『一切なりゆき 樹木希林のことば』樹木希林[著](文藝春秋)

芝居の達人、人生の達人 今年、惜しくも世を去った名女優が語り尽くした生と死、演技、男と女。それはユーモアと洞察に満ちた樹木流生き方のエッセンスです。(文藝春秋ウェブサイトより)

3位『一億三千万人のための『論語』教室』高橋源一郎[著](河出書房新社)

二千五百年の時を超え、『論語』が高橋源一郎訳で甦る! さあ、『一億三千万人のための『論語』教室』、開講です!! 『論語』は古いし難しい、そう思っていませんか? そんな先入観を吹き飛ばす本がついに刊行されました! 高橋源一郎さんが20年の歳月をかけた省略なし、完全新訳の『論語』が誕生です。(河出書房新社ウェブサイトより)

4位『日本思想史』末木文美士[著](岩波書店)

5位『新実存主義』マルクス・ガブリエル[著]廣瀬覚[訳](岩波書店)

6位『知の旅は終わらない 僕が3万冊を読み100冊を書いて考えてきたこと』立花隆[著](文藝春秋)

7位『偽善者たちへ』百田尚樹[著](新潮社)

8位『夫のトリセツ』黒川伊保子[著](講談社)

9位『シリーズ 中国の歴史2 江南の発展 南宋まで』丸橋充拓[著](岩波書店)

10位『50代からの人生戦略 いまある武器をどう生かすか』佐藤優[著](青春出版社)

■新書 ノベルスランキング

1位『鬼滅の刃 片羽の蝶』吾峠呼世晴[原作]矢島綾[著](集英社)

2位『鬼滅の刃 しあわせの花』吾峠呼世晴[原作]矢島綾[著](集英社)

3位『僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ヒーローズ:ライジング』堀越耕平[原作]誉司アンリ[著](集英社)

4位『約束のネバーランド ノーマンからの手紙』白井カイウ[原作]七緒[小説]出水ぽすか[作画](集英社)

5位『約束のネバーランド ママたちの追想曲』白井カイウ[原作]七緒[小説]出水ぽすか[作画](集英社)

6位『西日本鉄道殺人事件』西村京太郎[著](新潮社)

7位『覇権交代(7)ゲーム・チェンジャー』大石英司[著](中央公論新社)

8位『呪術廻戦 逝く夏と還る秋』芥見下々[原作]北國ばらっど[著](集英社)

9位『呪術廻戦 夜明けのいばら道』芥見下々[原作]北國ばらっど[著](集英社)

10位『劇場版 ONE PIECE STAMPEDE』尾田栄一郎[原作]浜崎達也/冨岡淳広[著]大塚隆史[劇場版脚本](集英社)

〈新書 ノンフィクション / 新書 ノベルス ランキング 2月4日トーハン調べ〉

Book Bang編集部
2020年2月8日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

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