高橋源一郎×平田オリザによる『日本文学盛衰史』公演記念トークイベント

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 高橋源一郎の長篇小説を原作とした舞台「日本文学盛衰史」の公演に先駆け、高橋源一郎と平田オリザによるトークイベントが、2018年5月14日(月)に東京・神楽坂にあるキュレーションストア〈la kagu〉で開催される。

 イベントでは、文学作品を演劇化するときに生じる困難や平田が若き文学者たちの苦悩をどのように演出するかなどを語り合うほか、トーク終了後は、会場で書籍を購入された方を対象に高橋源一郎によるサイン会を行う予定だ。

 原作の『日本文学盛衰史』は、若き文学者たちの苦悩を描いた第13回伊藤整文学賞受賞作。漱石、鴎外、啄木をはじめとする近代文学史上のスーパースターと、たまごっちや援助交際など執筆当時の社会風俗とが絡み合い、さらには作家自身の胃カメラの画像までもが挿入された長編小説となっている。平田オリザ率いる青年団による舞台は、6月7日(木)からの吉祥寺シアターで上演される。

トークイベント
■日程:2018年5月14日(月) 19時~
■場所:la kagu(ラカグ)2F レクチャースペースsoko
■料金:2,000円/1,800円(神楽坂ブック倶楽部会員限定)
https://passmarket.yahoo.co.jp/event/show/detail/017jtyzhgtsv.html

舞台概要
■日程:2018年6月7日(木)~ 7月9日(月)
■会場:吉祥寺シアター
http://www.seinendan.org/play/2018/01/6542

高橋源一郎
1951年、広島県生まれ。小説家。明治学院大学教授。1981年、『さようなら、ギャングたち』で第4回群像新人長篇小説賞優秀作を受賞しデビュー。1988年、『優雅で感傷的な日本野球』で第1回三島由紀夫賞、2002年、『日本文学盛衰史』で第13回伊藤整文学賞、2012年、『さよならクリストファー・ロビン』で第48回谷崎潤一郎賞を受賞。著書に『一億三千万人のための小説教室』『ニッポンの小説 百年の孤独』『ぼくらの民主主義なんだぜ』『ぼくたちはこの国をこんなふうに愛することに決めた』他多数。

平田オリザ
1962年、東京都生まれ。劇作家、演出家。劇団「青年団」主宰。こまばアゴラ劇場芸術総監督、城崎国際アートセンター芸術監督。大阪大学COデザインセンター特任教授、東京藝術大学COI研究推進機構 特任教授、四国学院大学客員教授・学長特別補佐。平田の戯曲はフランスを中心に世界各国語に翻訳・出版されている。2002年度以降中学校の国語教科書で、2011年以降は小学校の国語教科書にも平田のワークショップの方法論に基づいた教材が採用され、多くの子どもたちが教室で演劇を創作する体験を行っている。

2018年4月20日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです
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