北方謙三「チンギス紀」大沢在昌「狩人シリーズ」 ハードボイルドの巨匠二人の新作が初登場[文芸書ベストセラー]

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 12月1日トーハンの週刊ベストセラーが発表され、文芸書第1位は『八男って、それはないでしょう!(21)』が獲得した。
 第2位は『チンギス紀(9) 日輪』。第3位は『冬の狩人』となった。

 2位と3位にハードボイルド小説の巨匠二人の新作が初登場。2位の「チンギス紀」は北方謙三さんが2018年から手掛けているモンゴル帝国を築いたチンギス・カンの一代記。作中には北方さんの大水滸伝シリーズからの繋がりも仕掛けられた一大歴史ロマン巨編となっている。お笑い芸人のカズレーザーさんが熱心な読者であることも知られている。

 3位の『冬の狩人』は大沢在昌さんによる「狩人」シリーズの最新作。新宿署のマル暴刑事佐江を中心に据え、その相棒が作品ごとに変わるという珍しいスタイル。シリーズ累計200万部を突破し「新宿鮫」シリーズと並ぶ人気シリーズとなっている。今作は新米刑事を相棒に巨大地方財閥の闇に挑む。

1位『八男って、それはないでしょう!(21)』Y.A[著]藤ちょこ[イラスト](KADOKAWA)

ヴェルたちの南方探索は、ルルのいた島以降から頓挫してしまう。五十を超える領主たちによって分割された戦国時代風の島『アキツシマ島』の揉め事に、ヴェルがうっかり首を突っ込んでしまったのだからしかたがない。
あげくには、王国から「領内の海域にある島なのだから責任を持って統一と統治をせよ」と念を押される始末であった。しかたなくヴェルは、日本人なら一度は耳にしたことのあるような戦国武将の名を冠する領主たちと対峙するが、強くても領主たちが中級魔法使いクラスであることがわかり、これならやりようはあると統一に本腰を入れるのであった。戦場を舞う戦国な乙女たちと、資金稼ぎにやってきた魔族と魔王様、そして容赦なく増える嫁候補! 新天地すなわち新嫁という環境がヴェルを襲う第二十一幕!(KADOKAWAウェブサイトより)

2位『チンギス紀(9) 日輪』北方謙三[著](集英社)

モンゴル族を統一し、ナイマン王国に攻め込んだテムジンは、敵軍に紛れていたかつての盟友ジャムカが眼前に迫るのを目撃する。とっさに吹毛剣を抜いたが、ジャムカのすさまじい斬撃に落馬した……。好評第9巻。 (集英社ウェブサイトより)

3位『冬の狩人』大沢在昌[著](幻冬舎)

これは罠か、それとも事件解決への糸口か 3年前の未解決事件が、新宿署の一匹狼を戦場に引き戻す。 累計200万部を超えるベストセラー『狩人』シリーズ、6年ぶり待望の最新作! 伝説の警察小説、新たな地平へ――。(幻冬舎ウェブサイトより)

4位『このライトノベルがすごい! 2021』『このライトノベルがすごい!』編集部[編](宝島社)

5位『オルタネート』加藤シゲアキ[著](新潮社)

6位『ほのぼの異世界転生デイズ レベルカンスト、アイテム持ち越し! 私は最強幼女です(1)』しっぽタヌキ[著]わたあめ[イラスト](KADOKAWA)

7位『ブラック・ショーマンと名もなき町の殺人』東野圭吾[著](光文社)

8位『異世界帰りのパラディンは、最強の除霊師となる(1)』Y.A[著]緒方剛志[イラスト](KADOKAWA)

9位『気がつけば、終着駅』佐藤愛子[著](中央公論新社)

10位『半沢直樹 アルルカンと道化師』池井戸潤[著](講談社)

〈文芸書ランキング 12月1日トーハン調べ〉

Book Bang編集部
2020年12月5日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

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