人と組織を変える! スペインで初の日本人クラブ監督に就任した女性が教える「7つの人材育成術」[新書ベストセラー]

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 5月18日トーハンの週刊ベストセラーが発表され、新書第1位は『スマホ脳』が獲得した。
 第2位は『在宅ひとり死のススメ』。第3位は『どうしても頑張れない人たち ケーキの切れない非行少年たち(2)』となった。

 4位以下で注目は9位にランクインした『教えないスキル ビジャレアルに学ぶ7つの人材育成術』。サッカー指導者の佐伯夕利子さんが心理学者や一流の指導者たちと生み出した指導法について綴った一冊。佐伯さんはスペインのトップチームで監督を務めた後、久保健英も在籍した名門チーム・ビジャレアルCFの育成部で働き、現在はJリーグの常勤理事を務めている。

 同書には「テーブルは丸テーブルに」「注意するときは『サンドイッチ話法』で」「選手が選手を指導する『学び合い』作戦」「コーチ全員にビデオカメラ。指導法は客観視する」などサッカーの指導にとどまらない職場での若手育成や教育の現場、家庭内でも取り入れることが可能な指導法が満載だ。

1位『スマホ脳』アンデシュ・ハンセン[著]久山葉子[訳](新潮社)

平均で一日四時間、若者の二割は七時間も使うスマホ。だがスティーブ・ジョブズを筆頭に、IT業界のトップはわが子にデジタル・デバイスを与えないという。なぜか? 睡眠障害、うつ、記憶力や集中力、学力の低下、依存――最新研究が明らかにするのはスマホの便利さに溺れているうちにあなたの脳が確実に蝕まれていく現実だ。教育大国スウェーデンを震撼させ、社会現象となった世界的ベストセラーがついに日本上陸。(新潮社ウェブサイトより)

2位『在宅ひとり死のススメ』上野千鶴子[著](文藝春秋)

累計111万部ベストセラー『おひとりさまの老後』シリーズ、最新作!  「慣れ親しんだ自宅で、自分らしい幸せな最期を迎える方法」を提案。(文藝春秋ウェブサイトより)

3位『どうしても頑張れない人たち ケーキの切れない非行少年たち(2)』宮口幸治[著](新潮社)

「頑張る人を応援します」。世間ではそんなメッセージがよく流されるが、実は「どうしても頑張れない人たち」が一定数存在していることは、あまり知られていない。彼らはサボっているわけではない。頑張り方がわからず、苦しんでいるのだ。大ベストセラー『ケーキの切れない非行少年たち』に続き、困っている人たちを適切な支援につなげるための知識とメソッドを、児童精神科医が説く。(新潮社ウェブサイトより)

4位『現代語訳 論語と算盤』渋沢栄一[著]守屋淳[翻訳](筑摩書房)

5位『人新世の「資本論」』斎藤幸平[著](集英社)

6位『ケーキの切れない非行少年たち』宮口幸治[著](新潮社)

7位『生贄探し 暴走する脳』中野信子、ヤマザキマリ[著](講談社)

8位『ルワンダ中央銀行総裁日記 増補版』服部正也[著](中央公論新社)

9位『教えないスキル ビジャレアルに学ぶ7つの人材育成術』佐伯夕利子[著](小学館)

10位『生物はなぜ死ぬのか』小林武彦[著](講談社)

〈新書ランキング 5月18日トーハン調べ〉

Book Bang編集部
2021年5月22日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

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