瀬戸内寂聴さん、最後のメッセージ集が10万部を突破 今年を代表するミステリ大作『黒牢城』は直木賞候補に[文芸書ベストセラー]

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 12月21日トーハンの週刊ベストセラーが発表され、文芸書第1位は『転生したらスライムだった件 19』が獲得した。
 第2位は『愛に始まり、愛に終わる 瀬戸内寂聴108の言葉』。第3位は『本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~第五部「女神の化身7」』となった。

 2位の『愛に始まり、愛に終わる 瀬戸内寂聴108の言葉』は11月に亡くなった瀬戸内寂聴さん最後のメッセージ集。瀬戸内さんがメディアや法話で語った言葉を厳選して収録。瀬戸内さんはまえがきで《人は愛するために生れてきたのです。九十九歳、数えで百歳まで生きてきて、さすがに「死」を目の前にして、つくづく想うことは、この一事です。》と語っている。不可抗力な恋愛に生き、出奔や離婚を経験した瀬戸内さんが最後に伝えたかったことはやはり「愛」だった。現在発行部数10万部を突破している。

 4位以下で注目は7位にランクインした『黒牢城』。6位の『このミステリーがすごい! 2022年版』で国内1位に輝き、先日第166回直木賞の候補作にも選ばれた。書評家の大矢博子さんは同作を《まさに折り紙付きの、今年を代表するミステリー小説といって良い。》《ミステリーなのだからもちろん事件が起きて、探偵役がその謎を解く話なのだが、面白いのは、その探偵役が戦国武将の黒田官兵衛なのである。》《パズル性の高い本格ミステリーであるとともに骨太な歴史ミステリーでもある本書。広い支持を集めたのも当然の佳作である。謎解き好きにも歴史好きにもお薦めの一冊》と評している 。

1位『転生したらスライムだった件 19』伏瀬[著](マイクロマガジン社)

ミカエルの野望を阻止するため、各所で激闘を繰り広げるリムルたちだったが、フェルドウェイの策略により魔王レオンを奪われてしまう。ミカエルの次の狙いは、宿主であったルドラの魂を持つ転移者の勇者マサユキ。迎え撃つは、その場に居合わせた聖騎士ヒナタと原初のブラン、そして灼熱竜のヴェルグリンド。ミカエルも自ら動き出し、状況はさらに混迷を深めていく……。(マイクロマガジン社ウェブサイトより)

2位『愛に始まり、愛に終わる 瀬戸内寂聴108の言葉』瀬戸内寂聴[著](宝島社)

「人は愛するために生れてきたのです。」瀬戸内寂聴さん、もうすぐ、御年99歳。愛とは、孤独とは、覚悟とは――。本書では、「愛」のほか、「生」「業」「無常」「老」「死」などをテーマに、新聞や雑誌での連載やインタビュー、法話から、胸に響く言葉を厳選。柔らかな笑顔で人々を励まし、救ってきた寂聴さんの人生哲学が詰まった、108点のメッセージを掲載しています。悩みたくなければ、愛さなければいい。それでもなお、私たちは愛さずにはいられません。しんどいとき、さびしいとき、前を向けないとき――。寂聴さんの言葉が、きっと、あなたの「心の栄養」になります。(宝島社ウェブサイトより)

3位『本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~第五部「女神の化身7」』香月美夜[著](TOブックス)

シリーズ累計550万部突破!(電子書籍を含む)2022年4月よりTOKYO MX、BSフジ他にてTVアニメ第3期放送開始!『このライトノベルがすごい!2022』(宝島社刊)女性部門ランキング第1位!単行本・ノベルズ部門第3位!ローゼマイン、急成長!ビブリア・ファンタジー最新刊!(TOブックスウェブサイトより)

4位『転生した大聖女は、聖女であることをひた隠す 6』十夜[著](アース・スターエンターテイメント)

5位『蜘蛛ですが、なにか? 15』馬場翁[著](KADOKAWA)

6位『このミステリーがすごい! 2022年版』『このミステリーがすごい!』編集部[編](宝島社)

7位『黒牢城』米澤穂信[著](KADOKAWA)

8位『神達に拾われた男 11』Roy[著](ホビージャパン)

9位『ママがもうこの世界にいなくても 私の命の日記』遠藤和[著](小学館)

10位『同志少女よ、敵を撃て』逢坂冬馬[著](早川書房)

〈文芸書ランキング 12月21日トーハン調べ〉

Book Bang編集部
2021年12月25日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

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