YOASOBIが4人の直木賞作家の作品を楽曲化 第一弾は島本理生原作の「ミスター」[文芸書ランキング]
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2月22日トーハンの週刊ベストセラーが発表され、文芸書第1位は『はじめての』が獲得した。
第2位は『塞王の楯』。第3位は『黒牢城』となった。
1位の『はじめての』は島本理生さん、辻村深月さん、宮部みゆきさん、森絵都さん、4人の作家が描く「はじめて」をテーマにしたコラボレーション作品だ。それぞれの小説を“小説を音楽にするユニット”YOASOBIが順次楽曲化し、2022年中に順次リリースされる。収録されているのは以下の四編。
「『私だけの所有者』――はじめて人を好きになったときに読む物語」(島本理生)
「『ユーレイ』――はじめて家出したときに読む物語」(辻村深月)
「『色違いのトランプ』――はじめて容疑者になったときに読む物語」(宮部みゆき)
「『ヒカリノタネ』――はじめて告白したときに読む物語」(森絵都)
YOASOBIのikuraさんは《はじめて読んだ物語なのに、私の奥底に眠っている記憶が呼び起こされるような体験でした。 4つの物語、4つの世界と出会って生まれたこの感動を、まっすぐに歌に乗せられたらと思います。》と抱負を述べている。楽曲化される作品を書いた島本理生さんも《初めての挑戦をたくさん詰め込んだら、むしろ自分の原点とも言うべき、好きな人との物語になりました。恋よりも強い絆で結ばれた「私だけの所有者」にこの短編で出会ってください。》とコメント。
2月16日には第一弾となる「私だけの所有者」を原作とした楽曲「ミスター」がリリースされ、2月16日~2月22日集計のシングルランキングで2位となった(レコチョク調べ)。
1位『はじめての』島本理生[著]辻村深月[著]宮部みゆき[著]森絵都[著](水鈴社)
「はじめて」は、いつも痛くて、少し優しい。日本エンターテインメントの最前線&最高峰! 日本を代表する4人の直木賞作家と、“小説を音楽にするユニット”YOASOBIが奇跡のコラボレーション!(文藝春秋ウェブサイトより抜粋)
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- 塞王の楯
- 価格:2,200円(税込)
2位『塞王の楯』今村翔吾[著](集英社)
どんな攻めをも、はね返す石垣。 どんな守りをも、打ち破る鉄砲。 「最強の楯」と「至高の矛」の対決を描く、究極の戦国小説!(集英社ウェブサイトより)
3位『黒牢城』米澤穂信[著](KADOKAWA)
本能寺の変より四年前、天正六年の冬。織田信長に叛旗を翻して有岡城に立て籠った荒木村重は、城内で起きる難事件に翻弄される。動揺する人心を落ち着かせるため、村重は、土牢の囚人にして織田方の智将・黒田官兵衛に謎を解くよう求めた。事件の裏には何が潜むのか。戦と推理の果てに村重は、官兵衛は何を企む。デビュー20周年の集大成。『満願』『王とサーカス』の著者が辿り着いた、ミステリの精髄と歴史小説の王道。(KADOKAWAウェブサイトより)
4位『奇跡』林真理子[著](講談社)
5位『母の待つ里』浅田次郎[著](新潮社)
6位『デスマーチからはじまる異世界狂想曲 24』愛七ひろ[著](KADOKAWA)
7位『同志少女よ、敵を撃て』逢坂冬馬[著](早川書房)
8位『六人の嘘つきな大学生』浅倉秋成[著](KADOKAWA)
9位『ブラックボックス』砂川文次[著](講談社)
10位『正欲』朝井リョウ[著](新潮社)
〈文芸書ランキング 2月22日トーハン調べ〉
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