「生涯書き続けていきたい」宮部みゆきの新たなるライフワーク『きたきた捕物帖』 第一弾が文庫化 第二弾は5月に発売[文庫ベストセラー]
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- きたきた捕物帖
- 価格:968円(税込)
3月8日トーハンの週刊ベストセラーが発表され、文庫第1位は『流浪の月』が獲得した。
第2位は『きたきた捕物帖』。第3位は『ようこそ実力至上主義の教室へ 2年生編6』となった。
2位の『きたきた捕物帖』は宮部みゆきさんの連作時代ミステリ。16歳の見習い岡っ引きの北一と釜炊きの喜多次、二人の青年が江戸で起こる怪事件やもめごとを解決してゆく物語。宮部さんがこれまでに上梓した『桜ほうさら』や『〈完本〉初ものがたり』(ともにPHP研究所)と同じ世界のお話として描かれており、ニ作に登場した人物や出来事が本作にも関わってくる。2020年5月に単行本として発売された作品、待望の文庫版。
2022年5月下旬には第二弾となる『子宝船 きたきた捕物帖(二)』の刊行も予定されている。宮部さんは作品の公式サイトで《若い子が一人前になっていく話にもしたかった》と語っており、第二弾で若い二人のバディがどのような成長をみせるのか気になるところだ。
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- 流浪の月
- 価格:814円(税込)
1位『流浪の月』凪良ゆう[著](東京創元社)
最初にお父さんがいなくなって、次にお母さんもいなくなって、わたしの幸福な日々は終わりを告げた。すこしずつ心が死んでいくわたしに居場所をくれたのが文だった。それがどのような結末を迎えるかも知らないままに――。だから十五年の時を経て彼と再会を果たし、わたしは再び願った。この願いを、きっと誰もが認めないだろう。周囲のひとびとの善意を打ち捨て、あるいは大切なひとさえも傷付けることになるかもしれない。それでも文、わたしはあなたのそばにいたい――。新しい人間関係への旅立ちを描き、実力派作家が遺憾なく本領を発揮した、息をのむ傑作小説。本屋大賞受賞作。(東京創元社ウェブサイトより)
2位『きたきた捕物帖』宮部みゆき[著](PHP研究所)
まだ下っ端の見習い岡っ引きの北一(16歳)は、亡くなった千吉親分の本業だった文庫売り(本や小間物を入れる箱を売る商売)で生計を立てている。やがて自前の文庫をつくり、売ることができる日を夢見て……。北一が、相棒・喜多次と出逢い、親分のおかみさんの協力を得て自立し、事件や不思議な出来事を解き明かしていく、優しさあふれる捕物帖。(PHP研究所ウェブサイトより)
3位『ようこそ実力至上主義の教室へ 2年生編6』衣笠彰梧[著](KADOKAWA)
満場一致特別試験の代償は大きく、綾小路たちのクラスには大きな亀裂が入ってしまった。櫛田、長谷部、王の3人が学校を連続欠席。体育祭の詳細が発表されるが、堀北への反発からミーティングは紛糾、綾小路クラスは練習すら始められない。大きなポイントを得てクラス昇格を果たしたはずが、このままではマイナスの結果になりかねない。3人の生徒のクラス復帰に向けて堀北や平田が動き出すが……。一方個人の実力が大きく影響を及ぼす今回の体育祭。小野寺は最良の結果を求め、須藤との共闘を申し出て――!?「私は認めない。この先何人が堀北さんを認めたとしても、私は絶対に認めない」選択の先に待つ未来は光か闇か。(KADOKAWAウェブサイトより)
4位『余命10年』小坂流加[著](文芸社)
5位『三千円の使いかた』原田ひ香[著](中央公論新社)
6位『女のいない男たち』村上春樹[著](文藝春秋)
7位『あきない世傳 金と銀(十二) 出帆篇』高田郁[著](角川春樹事務所)
8位『精霊幻想記 21.竜の眷属』北山結莉[著](ホビージャパン)
9位『珈琲店タレーランの事件簿 7 悲しみの底に角砂糖を沈めて』岡崎琢磨[著](宝島社)
10位『ムゲンのi 上』知念実希人[著](双葉社)
〈文庫ランキング 3月8日トーハン調べ〉
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