「キン肉マン」がミステリ小説に! 著者は元芸人のおぎぬまX 最初の犠牲者は「四次元殺法コンビ」[ノベルスベストセラー]

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 3月22日トーハンの週間ベストセラーが発表され、ノベルス第1位は『キン肉マン 四次元殺法殺人事件』が獲得した。
 第2位は『キドナプキディング 青色サヴァンと戯言遣いの娘』。第3位は『三毛猫ホームズと炎の天使』となった。

 1位の『キン肉マン 四次元殺法殺人事件』は元芸人で小説家のおぎぬまXさんが「キン肉マン」世界を舞台に描いたミステリ小説。容疑者全員が特殊能力を持つ「超人」という、物理法則を無視したトリックが飛び交う4編が収録されている。物語は1987年、王位争奪サバイバル・マッチを勝ち抜きキン肉星の大王となったキン肉マンが失踪を遂げたことからはじまる。キン肉マンを探しに地球にやってきたミートくんはキン肉マンにリベンジを誓うキン骨マンと出会い、二人でキン肉マンの行方を探すことに。「知性と悪知恵の凸凹コンビ」はキン肉マンを探す先々で「超人殺人」に遭遇する。第一話の「四次元殺法殺人事件」では「宇宙超人タッグ・トーナメント」で活躍した「四次元殺法コンビ」の正義超人・ペンタゴンと悪魔超人・ブラックホールのどちらかが犠牲に……。先日アニメ新シリーズの制作が発表された「キン肉マン」。1979年の連載開始から43年を迎えてもまだまだその勢いは止まらない。

1位『キン肉マン 四次元殺法殺人事件』おぎぬまX[著]ゆでたまご[監修](集英社)

『キン肉マン』がミステリ小説になって登場!キン肉マンが失踪した!重臣・ミートくんはキン肉マンへのリベンジに燃えるキン骨マンを相棒に捜索へ繰り出す。しかし、二人は行く先々で超人による殺人事件――すなわち”超人殺人”――に遭遇するのであった!変形、分身できるのは当たり前で、身体が機械の者、顔面がブラックホールに繋がっている者、時間を止めることができる者、体に付いたトイレに全てを流し込める者……!様々な異能力を持つ容疑者たちに、物理法則を無視したトリック……!犯人は誰だ!?そして、キン肉マンはどこだ!?(集英社ウェブサイトより)

2位『キドナプキディング 青色サヴァンと戯言遣いの娘』西尾維新[著](講談社)

首を洗って待ってたかい?<戯言シリーズ>最新作 玖渚盾が挑むのは、古城×双子×首なし死体 私立澄百合学園に通う玖渚盾(くなぎさじゅん)、十五歳。“パパの戯言”と“ママの法則”を携えた「平凡な女子高生」が、人類最強の請負人・哀川潤に誘拐されて、玖渚機関の牙城“玖渚城”に送り届けられてしまう!彼女を待ち受けていたのは、青髪青眼の少女たちとの邂逅と悲惨な殺人事件。はたして盾は謎を解き、無事に帰還することができるのか?新青春エンタの傑作<戯言シリーズ>、大団円の先の最新作、ここに結実!!(講談社ウェブサイトより)

3位『三毛猫ホームズと炎の天使』赤川次郎[著](光文社)

片山たちは、目の前で起きた一家心中から浜中美咲という少女を助け出すが、美咲は「私たち一家を死なせた人たちに仕返しする」と書き置きを残し、行方をくらます。美咲の父は、勤務先の不正を告発し、裏切り者として報復を受けていたのだ。そんな中、美咲の父を追い込んだ上司・室田の不倫相手が殺され、室田が逃亡を始める……。国民的ミステリーの第53弾!(光文社ウェブサイトより)

4位『岸辺露伴は倒れない 短編小説集』荒木飛呂彦[原作]北國ばらっど[著](集英社)

5位『忘れがたき面影 ベティ・ニールズ・コレクション』ベティ・ニールズ[著]加納三由季[訳](ハーパーコリンズ・ジャパン)

6位『愛し子と八年目の秘密』タラ・パミー[作]松尾当子[訳](ハーパーコリンズ・ジャパン)

7位『スペイン富豪に言えない秘密 ハーレクイン・ロマンス~伝説の名作選~』キャシー・ウィリアムズ[作]高橋庸子[訳](ハーパーコリンズ・ジャパン)

8位『チェンソーマン バディ・ストーリーズ』藤本タツキ[原作]菱川さかく[小説](集英社)

9位『契約結婚は逃げた花嫁と』メラニー・ミルバーン[作]飯塚あい[訳](ハーパーコリンズ・ジャパン)

10位『スター作家傑作選~愛と祝福の花束を~』ダイアナ・パーマー[著]アン・メイジャー[著]スーザン・マレリー[著]平江まゆみ[訳](ハーパーコリンズ・ジャパン)

〈ノベルスランキング 3月22日トーハン調べ〉

Book Bang編集部
2023年3月25日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

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