Hey! Say! JUMP・伊野尾慧「嘘とリアルのバランスが絶妙」ドラマ化も果たした「准教授・高槻彰良の推察」を語る[文庫ベストセラー]

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 3月28日トーハンの週間ベストセラーが発表され、文庫第1位は『晩節遍路 吉原裏同心(39)』が獲得した。
 第2位は『神様の御用人 継いでゆく者』。第3位は『三河雑兵心得 11 百人組頭仁義』となった。

 4位以下で注目は4位に初登場の『准教授・高槻彰良の推察9 境界に立つもの』。澤村御影さんによる人気推理小説シリーズの最新刊。民俗学を研究する准教授・高槻彰良とその助手の大学生・深町尚哉の二人が様々な怪異と遭遇する同シリーズ。高槻の推理と深町の特殊能力で事件を解き明かすミステリ要素に加え、二人の「わちゃわちゃ」感が楽しいと評判。2021年にはテレビドラマ化され、高槻をHey! Say! JUMPの伊野尾慧さん、深町をKing & Princeの神宮寺勇太さんが演じた。最新9巻には高槻と尚哉、それぞれに試練が訪れる三編が収録されている。

 ドラマで高槻を演じた伊野尾慧さんは、原作について《撮影前、かなり読み込みましたが非常に面白かったです。怪異をはじめ、身近なところで起こる不思議な現象に、民俗学の准教授である高槻彰良が向き合い、謎を解いていく。ただし、単なる謎解きではなく、「これは人がやったこと?それとも本当の怪異なのか?」という「嘘」と「リアル」が絶妙なバランスで組み立てられているのがとても新鮮でした。》と評し、主人公の高槻と自身の共通点について《それはやっぱり、端正な顔つきのイケメンというところですね!(笑)》と茶化しながらも、《高槻は、尚哉や大学院生の瑠衣子に対して、多くを語らずそっと導いている。そういう姿勢は自分にはまだ備わっていない部分かもしれません。今後は高槻のように、後輩たちに背中を見せられるような人になっていけたらいいなと思います。》と目標にすべき人物と語っている。

1位『晩節遍路 吉原裏同心(39)』佐伯泰英[著](光文社)

吉原会所の裏同心神守幹次郎にして八代目頭取四郎兵衛は、九代目長吏頭に就任した十五歳の浅草弾左衛門に面会した。そして吉原乗っ取りを目論む西郷三郎次忠継が弾左衛門屋敷にも触手を伸ばしていることを知る。一方、切見世で起きた虚無僧殺しの背後に、吉原をともに支えてきた重要人物がいることに気づく幹次郎。覚悟を持ち、非情なる始末に突き進んでいく。(光文社ウェブサイトより)

2位『神様の御用人 継いでゆく者』浅葉なつ[著](KADOKAWA)

御用人である萩原敏益のもとを訪れたのは、子どもの姿をした神様・久久紀若室葛根神。時代と共に力を削がれ失った、かつての姿を取り戻したいという御用を告げられて……。良彦の祖父・敏益の生前最期の御用を描いた表題作「継いでゆく者」をはじめ、書き下ろし番外編小説を3本収録!第10巻のその後、良彦や黄金たちの御用や日常も明らかに。そして登場人物たちのプロフィールや、読者からのQ&Aなど、初公開情報が詰まった「神様の御用人 回顧録」も収録。ファン必携の一冊!(KADOKAWAウェブサイトより)

3位『三河雑兵心得 11 百人組頭仁義』井原忠政[著](双葉社)

家康の馬廻から百人組頭として戦場に復帰となり、意気軒昂な茂兵衛。だが、「真田との和解を天下に示す策を述べよ」との家康の命に、本多平八郎の娘・於稲と、真田源三郎の婚姻を提案したから、さあ大変。当然のように平八郎の説得を命じられてしまう。はたして茂兵衛は、家中きっての「真田嫌い」の猛将を陥落させることができるのか!?戦国足軽出世物語、第11弾。(双葉社ウェブサイトより)

4位『准教授・高槻彰良の推察9 境界に立つもの』澤村御影[著](KADOKAWA)

5位『お探し物は図書室まで』青山美智子[著](ポプラ社)

6位『わたしの幸せな結婚』顎木あくみ[著](KADOKAWA)

7位『流人道中記(上)』浅田次郎[著](中央公論新社)

8位『わたしの幸せな結婚 二』顎木あくみ[著](KADOKAWA)

9位『カケラ』湊かなえ[著](集英社)

10位『流人道中記(下)』浅田次郎[著](中央公論新社)

〈ランキング 3月28日トーハン調べ〉

Book Bang編集部
2023年4月1日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

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