「ストローが紙パックの中に入っちゃってとれない!」子どもに襲いかかる「大ピンチ」を紹介 対処法は?[児童書ベストセラー]

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 5月23日トーハンの週間ベストセラーが発表され、児童書第1位は『大ピンチずかん』が獲得した。
 第2位は『名探偵コナン 黒鉄の魚影』。第3位は『ボードブック はらぺこあおむし』となった。

 1位の『大ピンチずかん』は2022年2月に発売された人気の一冊。「トイレの紙がない」「ゲーム機の充電ができていなかった」「お風呂のお湯がない」「牛乳がこぼれた」……、子どもに訪れる様々な「ピンチ」をユーモアあふれるタッチで紹介し、その対処法や似たようなピンチを紹介している。「第15回 MOE絵本屋さん大賞2022」で第1位となった他、数々の絵本の賞を受賞している。3月にはNHKの朝のバラエティ番組「あさイチ」でも紹介された。産経新聞の寺田理恵さんは《世の中にどんな大ピンチがあるかを知り、心の準備をしていれば、保護者がそばにいなくても怖くない。4月に小学校入学を控えた子供には、新たな一歩を踏み出す支えとなりそうだ。》と紹介している。

1位『大ピンチずかん』鈴木のりたけ[作](小学館)

もういつピンチが来ても大丈夫だ!大ピンチを知れば、いつ大ピンチになってもこわくない。この図鑑は、こどもが出あう世の中のさまざまな大ピンチを、「大ピンチレベル」の大きさと、5段階の「なりやすさ」で分類し、レベルの小さいものから順番に紹介します。また、その大ピンチの対処法や、似ている大ピンチ、大ピンチからさらにおそいかかる大ピンチなど、あらゆる方向から大ピンチをときあかします。・・・などといえば、かたい本に聞こえますが、もちろんそうではありません。期待を裏切らない「のりたけワールド」炸裂で、鋭くもあたたかい観察眼と、思わずふき出すユーモアにあふれた1冊です。(小学館ウェブサイトより)

2位『名探偵コナン 黒鉄の魚影』青山剛昌[原作]櫻井武晴[脚本]水稀しま[著](小学館)

東京・八丈島近海に建設された世界中の防犯カメラをつなぐための施設「パシフィック・ブイ」。ヨーロッパの警察組織・ユーロポールのネットワークとも接続するため、世界中のエンジニアがそこに集まっていた。一方、園子の招待で、八丈島にホエールウォッチングに来ていたコナン達。そのとき沖矢昴からユーロポール職員がジンに殺害されたという電話が・・・。不審に思ったコナンは、港で見かけた黒田警視正らの船に忍び込み、施設内に潜入するが、そこである女性エンジニアが黒ずくめの組織に誘拐されてしまう。やがて灰原にも黒い影が忍び寄り・・・(小学館ウェブサイトより)

3位『ボードブック はらぺこあおむし』エリック・カール[さく]もりひさし[やく](偕成社)

小さなあおむしが美しい蝶に成長するまでを描いた、人気絵本のボードブック版。幼い読者にページがめくりやすい頑丈な造本です。(偕成社ウェブサイトより)

4位『パンダのおさじと フライパンダ』柴田ケイコ[作](ポプラ社)

5位『おもしろい!進化のふしぎ とことんざんねんないきもの事典』今泉忠明[監修]下間文恵[絵]森永ピザ[絵]赤澤英子[絵]uni[絵]有沢重雄[文]野島智司[文]他[著](高橋書店)

6位『パンどろぼう』柴田ケイコ[作](KADOKAWA)

7位『だるまさんが』かがくいひろし[さく](ブロンズ新社)

8位『898ぴきせいぞろい! ポケモン大図鑑 下』(小学館)

9位『898ぴきせいぞろい! ポケモン大図鑑 上』(小学館)

10位『しろくまちゃんのほっとけーき』わかやまけん[絵]森比左志[文]わだよしおみ[文](こぐま社)

〈児童書ランキング 5月23日トーハン調べ〉

Book Bang編集部
2023年5月27日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

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