「タローマン」入門書でもデタラメが爆発 昭和の「入門百科」風の新刊がベストセラー

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 7月4日トーハンの週間ベストセラーが発表され、エンターテイメント第1位は『変な家』が獲得した。
 第2位は『変な絵』。第3位は『ぼくはあと何回、満月を見るだろう』となった。

 4位以下で注目は7位に初登場の『タローマンなんだこれは入門』。2022年夏にNHKEテレで放送され大きな話題となった岡本太郎式特撮活劇「タローマン」。同番組は1970年代に放送されていた特撮番組という設定で、岡本太郎作品をモチーフにしたヒーローや怪獣(奇獣)が登場し、シュールでデタラメな行動を繰り広げる。本書は小学館で70年代に発刊された「入門百科」シリーズのかたちをとった「タローマン」の入門書。全ページ真偽不明の情報で埋めつくされた昭和の児童書テイストでタローマンワールドを満喫できる一冊となっている。8月5日にはNHK総合で1周年記念特集番組「帰ってくれタローマン」も放送される。

1位『変な家』雨穴[著](飛鳥新社)

話題騒然!! 2020年、ウェブサイトで166万PVを記録 YouTubeではなんと700万回以上再生! あの「【不動産ミステリー】変な家」には さらなる続きがあった!!  謎の空間、二重扉、窓のない子供部屋—- 間取りの謎をたどった先に見た、 「事実」とは!?(飛鳥新社ウェブサイトより)

2位『変な絵』雨穴[著](双葉社)

ホラー作家兼YouTuberである雨穴氏による、自身初となる11万字書き下ろし「長編小説」! タイトルは『変な絵』。 見れば見るほど、何かがおかしい? とあるブログに投稿された『風に立つ女の絵』、消えた男児が描いた『灰色に塗りつぶされたマンションの絵』、山奥で見つかった遺体が残した『震えた線で描かれた山並みの絵』……。 いったい、彼らは何を伝えたかったのか――。9枚の奇妙な絵に秘められた衝撃の真実とは!? その謎が解けたとき、すべての事件が一つに繋がる! 今、最も注目を集めるホラー作家が描く、戦慄のスケッチ・ミステリー!(双葉社ウェブサイトより)

3位『ぼくはあと何回、満月を見るだろう』坂本龍一[著](新潮社)

自らに残された時間を悟り、教授は語り始めた。創作や社会運動を支える哲学、国境を越えた多彩な活動、坂本家の歴史と家族に対する想い、ガンと共に生きること、そして自分が去ったあとの世界について――。幼少期から57歳までの人生を振り返った『音楽は自由にする』(2009年)を継ぎ、最晩年までの足跡を未来に遺す、決定的自伝。著者の最期の日々を綴った、盟友・鈴木正文による書き下ろし原稿を収録。(新潮社ウェブサイトより)

4位『居場所。 ひとりぼっちの自分を好きになる12の「しないこと」』大崎洋[著](サンマーク出版)

5位『日向坂46加藤史帆1st写真集『#会いたい』』三瓶康友[撮影] 加藤史帆[著](小学館)

6位『BARFOUT! JULY 2023 VOLUME 334』(ブラウンズブックス)

7位『タローマンなんだこれは入門』藤井亮[著]NHK「TAROMAN」制作班[著](小学館)

8位『齋藤飛鳥写真集 ミュージアム』三瓶康友[撮影] 齋藤飛鳥[著](講談社)

9位『SWITCH Vol.41 No.7 特集:坂本龍一』(スイッチ・パブリッシング)

10位『恐い食べ物』松原タニシ[著](二見書房)

〈エンターテイメントランキング 7月4日トーハン調べ〉

Book Bang編集部
2023年7月8日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

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