2023年本屋大賞『汝、星のごとく』の続編が初登場 2021年受賞の町田そのこ新作もランクイン[文芸書ベストセラー]

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 11月14日トーハンの週間ベストセラーが発表され、文芸書第1位は『続 窓ぎわのトットちゃん』が獲得した。
 第2位は『星を編む』。第3位は『転生したらスライムだった件 21』となった。

 2位に初登場の『星を編む』は凪良ゆうさんの最新作。2023年本屋大賞を受賞した『汝、星のごとく』(講談社)の続編だ。『汝、星のごとく』の登場人物たちの過去や後日談を描く三編のスピンオフが収録されている。前作に登場したキャラクターの人生を補完する物語となっており、今作を読むことで彼らへの理解が深まり、前作を再度読みたくなる一冊となっている。

 4位以下で注目は7位に初登場の『夜明けのはざま』。こちらも2021年本屋大賞を受賞した『52ヘルツのクジラたち』の著者、町田そのこさんの最新作。ある地方の葬儀社を舞台にした群像劇。著者の町田さんは刊行にあたり《ままならない日々を送っている誰かの1日が少しでも明るくなりますように。明日へ向かう背中に祈る気持ちで書きました。》とメッセージを発表している。

1位『続 窓ぎわのトットちゃん』黒柳徹子[著](講談社)

国民的ベストセラー、42年ぶり、待望の続編!国内で800万部、全世界で2500万部を突破した『窓ぎわのトットちゃん』。世界中で愛されている、あのトットちゃんが帰ってくる!泣いたり、笑ったり……トットの青春記。(講談社ウェブサイトより抜粋)

2位『星を編む』凪良ゆう[著](講談社)

花火のように煌めいて、届かぬ星を見上げて、海のように見守って、いつでもそこには愛があった。ああ、そうか。わたしたちは幸せだったのかもしれないね。『汝、星のごとく』で語りきれなかった愛の物語「春に翔ぶ」--瀬戸内の島で出会った櫂と暁海。二人を支える教師・北原が秘めた過去。彼が病院で話しかけられた教え子の菜々が抱えていた問題とは?「星を編む」--才能という名の星を輝かせるために、魂を燃やす編集者たちの物語。漫画原作者・作家となった櫂を担当した編集者二人が繋いだもの。「波を渡る」--花火のように煌めく時間を経て、愛の果てにも暁海の人生は続いていく。『汝、星のごとく』の先に描かれる、繋がる未来と新たな愛の形。(講談社ウェブサイトより)

3位『転生したらスライムだった件 21』伏瀬[著](マイクロマガジン社)

リムル消滅の報により激震が走る魔国連邦。しかし以前とは違いリムル生存の確信を持つ幹部たちの姿に、すぐさま冷静を取り戻していった。リムルが帰還したときに国がなくなっていたでは笑えない。今は目の前の問題に対処するべきだ。そう考えるベニマルは、地下迷宮に侵入したディーノ率いる天使軍団に集中する。中でもヴェガの浸食スキルはやっかいな性能をもっていた。この難局に、二つの漆黒が敵の前に立ちふさがる。(マイクロマガジン社ウェブサイトより)

4位『あなたが誰かを殺した』東野圭吾[著](講談社)

5位『椿ノ恋文』小川糸[著](幻冬舎)

6位『汝、星のごとく』凪良ゆう[著](講談社)

7位『夜明けのはざま』町田そのこ[著](ポプラ社)

8位『ちったい俺の巻き込まれ異世界生活5』ぬー[著](ツギクル)

9位『陰の実力者になりたくて! 06』逢沢大介[著](KADOKAWA)

10位『すべての恋が終わるとしても -140字の恋の話-』冬野夜空[著](スターツ出版)

〈文芸書ランキング 11月14日トーハン調べ〉

Book Bang編集部
2023年11月18日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

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