『ザイム真理教』が話題の森永卓郎氏 新著は「研究者人生の集大成である遺書でもある」[ノンフィクションベストセラー]

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 3月12日トーハンの週間ベストセラーが発表され、ノンフィクション・ライトエッセイ第1位は『書いてはいけない 日本経済墜落の真相』が獲得した。
 第2位は『新版 科学がつきとめた「運のいい人」』。第3位は『それは信者8000万人の巨大カルト ザイム真理教』となった。

 1位に初登場の『書いてはいけない 日本経済墜落の真相』は森永卓郎さんの新著。昨年末にがんを公表し闘病中の森永さんが《私の遺書でもある》とまで意気込みを見せた一冊。内容は森永さんがメディアで仕事をするようになって四半世紀以上、決して触れてはいけないとされてきた3つのタブー、「ジャニーズの性加害」「財務省のカルト的財政緊縮主義」「日本航空123便の墜落事件」について問いかけた一冊。森永さんは昨年5月に上梓した、『それは信者8000万人の巨大カルト ザイム真理教』で財務省をカルト教団に例え、日本経済に惨禍をもたらしていると主張し大きな注目を浴びた。今作でも財務省の問題に触れながら、1985年の日本航空123便墜落事故と日本経済の衰退を結びつけ持論を展開している。

1位『書いてはいけない 日本経済墜落の真相』森永卓郎[著](三五館シンシャ)

2023年12月、私はステージ4のがん告知を受けた。告知の瞬間、私は、何を食べたいとか、どこかに行きたいとか、そんなことは微塵も考えなかった。なんとか自分の命のあるうちにこの本を完成させて世に問いたい。そのことだけを考えた。その意味で本書は、私の40年にわたる研究者人生の集大成であると同時に、私の遺書でもあるのだ。(フォレスト出版ウェブサイトより)

2位『新版 科学がつきとめた「運のいい人」』中野信子[著](サンマーク出版)

「自分は運が悪い」と思っていませんか?でも「運」というものは必ずしも、その人がもともと持っていたり生まれつき決まっていたりするものではなく「その人の考え方と行動パターンによって変わる」のです。「運がいい人」は「運が良くなる」考え方や行動パターンを習慣づけているのです。それではどのようにしたら「運のいい人」になれるのか?優秀な脳科学者である著者が科学的見地から、「運のいい」考え方や行動パターンを習慣づける方法を紹介していきます。(サンマーク出版ウェブサイトより抜粋)

3位『それは信者8000万人の巨大カルト ザイム真理教』森永卓郎[著](三五館シンシャ)

やさしく、やわらかく、面白く日本経済に警鐘を鳴らす本ザイム真理教はいかにして生まれ、どう国民生活を破壊してきたのか?(フォレスト出版ウェブサイトより)

4位『日本保守党 ~日本を豊かに、強く。~』百田尚樹[著]有本香[著](飛鳥新社)

5位『今日、誰のために生きる? アフリカの小さな村が教えてくれた幸せがずっと続く30の物語』ひすいこたろう[著]SHOGEN[著](廣済堂出版)

6位『ほどよく忘れて生きていく 91歳の心療内科医の心がラクになる診察室』藤井英子[著](サンマーク出版)

7位『小学生でもわかる世界史』ぴよぴーよ速報[著](朝日新聞出版)

8位『20代で得た知見』F[著](KADOKAWA)

9位『俯瞰する力 自分と向き合い進化し続けた27年間の記録』福永祐一[著](KADOKAWA)

10位『知りたいこと図鑑』みっけ[著](KADOKAWA)

〈ノンフィクション・ライトエッセイランキング 3月12日トーハン調べ〉

Book Bang編集部
2024年3月16日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

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