科学がつきとめた「運のいい人」とは 脳科学者・中野信子が「運」をより多くキャッチする生き方を解説[ノンフィクションベストセラー]

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 9月12日トーハンの週間ベストセラーが発表され、ノンフィクション・ライトエッセイ第1位は『漫画 君たちはどう生きるか』が獲得した。
 第2位は『102歳、一人暮らし。 哲代おばあちゃんの心も体もさびない生き方』。第3位は『ヒトミさんの恋』となった。

 4位以下で注目は7位に初登場の『新版 科学がつきとめた「運のいい人」』。脳科学者の中野信子さんが運のいい人がやっている「思考」と「行動」を紹介した一冊。中野さんによると「運」は生まれつき決まるものではなく、その人の行動パターンによって変わるものだという。運は誰にでも公平に降り注ぐと解説し、その運をより多くキャッチできる人、より多くの不運を防げる人、不運を幸運に変えられる人、を「運がいい人」と定義している。そして運をよくするための具体的な行動や考え方として、《世界の中心に自分をすえる》《「自分は運がいい」と決め込む》《他人と「共に生きること」をめざす》などをあげ、これらを実行することで生き方が変わり、よりよい明日がやってくると説いている。

1位『漫画 君たちはどう生きるか』吉野源三郎[原作]羽賀翔一[漫画](マガジンハウス)

人間としてあるべき姿を求め続けるコペル君とおじさんの物語。出版後80年経った今も輝き続ける歴史的名著が、初のマンガ化!(マガジンハウスウェブサイトより抜粋)

2位『102歳、一人暮らし。 哲代おばあちゃんの心も体もさびない生き方』石井哲代[著]中国新聞社[著](文藝春秋)

広島の新聞やテレビで話題のおばあちゃん よく寝てよく食べよくしゃべる。こんなかわいいおばあちゃんになりたい!「中国新聞」に“人生100年時代のモデル”として密着記事が連載され、RCCテレビ「イマナマ!」にも出演し、広島で大人気!102歳の哲代おばあちゃん、初めての本。自分らしくご機嫌に老いるためのヒントが満載。(文藝春秋ウェブサイトより抜粋)

3位『ヒトミさんの恋』益田ミリ[著](文藝春秋)

沢村ヒトミ40歳、14コ下の後輩に恋をしたーー……あと5歳若かったら何か違ってた?心弾む恋、それを制する年齢、ヒトミさんの恋の行方は――?(文藝春秋ウェブサイトより抜粋)

4位『ほどよく忘れて生きていく 91歳の心療内科医の心がラクになる診察室』藤井英子[著](サンマーク出版)

5位『それは信者8000万人の巨大カルト ザイム真理教』森永卓郎[著](三五館シンシャ)

6位『この国は歪んだニュースに溢れている2 日本を覆う8割の絶望と2割の希望』辛坊治郎[著](PHPエディターズ・グループ)

7位『新版 科学がつきとめた「運のいい人」』中野信子[著](サンマーク出版)

8位『20代で得た知見』F[著](KADOKAWA)

9位『母という呪縛 娘という牢獄』齊藤彩[著](講談社)

10位『栗山ノート2 世界一への軌跡』栗山英樹[著](光文社)

〈ノンフィクション・ライトエッセイランキング 9月12日トーハン調べ〉

新潮社 週刊新潮
2023年9月16日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

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