新作映画公開間近の「あぶない刑事」スピンオフ小説が登場　舞台は1990年代！　関連本も続々発売［エンターテイメントベストセラー］

　4月9日トーハンの週間ベストセラーが発表され、エンターテイメント第1位は『変な家2 ～11の間取り図～』が獲得した。
　第2位は『変な絵』。第3位は『変な家』となった。

　今週も先週と変わらず3月15日より実写映画版が公開された「変な家」関連本が1位から3位を独占した。映画版もヒットが続いており、興行通信社の発表する映画ランキング（4月8日付）で4週連続1位を獲得。累計観客動員数は277万人、興行収入は34億5900万円を突破している（興行通信社調べ）。

　4位以下で注目は10位に初登場の『あぶない刑事 1990』。1980年代から続く刑事ドラマ「あぶない刑事」シリーズの脚本家でもある柏原寛司さんが書き下ろした「あぶない刑事」新作小説。物語は1990年代、劇場版映画「もっともあぶない刑事」と「あぶない刑事リターンズ」の間という設定になっており、主人公のタカとユージの上司・近藤課長の定年間際の大事件を描く。またおなじみの港署のメンバーも登場する。

「あぶない刑事」は5月24日に新作映画「帰ってきた あぶない刑事」の公開も控えている。それに合わせ関連本も続々発売。同小説のみならず、撮影場所の聖地巡礼マップや関連グッズを網羅した『あぶない刑事マニアックス』（講談社）、映画の小説版『ノベライズ　帰ってきた あぶない刑事』（講談社）、映画のオフショットや撮影秘話が掲載された『「帰ってきた あぶない刑事」officialビジュアルBOOK』（ART NEXT）などの発売が予定されている。

1位『変な家2 ～11の間取り図～』雨穴［著］（飛鳥新社）

雨穴最新作！『変な家』第2弾！14万字超、完全書き下ろし！あなたは、この「11の間取り」の謎が解けますか？前作に続き、フリーライターの筆者と設計士・栗原のコンビが不可解な間取りの謎に挑む。（中略）すべての謎が一つにつながったとき、きっとあなたは戦慄する！（飛鳥新社ウェブサイトより抜粋）

2位『変な絵』雨穴［著］（双葉社）

ホラー作家兼YouTuberである雨穴氏による、自身初となる11万字書き下ろし「長編小説」！タイトルは『変な絵』。見れば見るほど、何かがおかしい？とあるブログに投稿された『風に立つ女の絵』、消えた男児が描いた『灰色に塗りつぶされたマンションの絵』、山奥で見つかった遺体が残した『震えた線で描かれた山並みの絵』……。いったい、彼らは何を伝えたかったのか――。9枚の奇妙な絵に秘められた衝撃の真実とは!?その謎が解けたとき、すべての事件が一つに繋がる！今、最も注目を集めるホラー作家が描く、戦慄のスケッチ・ミステリー!（双葉社ウェブサイトより）

3位『変な家』雨穴［著］（飛鳥新社）

話題騒然!!2020年、ウェブサイトで166万PVを記録　YouTubeではなんと700万回以上再生！あの「【不動産ミステリー】変な家」にはさらなる続きがあった!!謎の空間、二重扉、窓のない子供部屋—-間取りの謎をたどった先に見た、「事実」とは!?（飛鳥新社ウェブサイトより）

4位『もう明日が待っている』鈴木おさむ［著］（文藝春秋）

5位『私が見た未来 完全版』たつき諒［著］（飛鳥新社）

6位『H46MODE vol.1　日向坂46 デビュー5周年記念公式BOOK』（光文社）

7位『すまない先生スペシャルブック ー最強の教師と愉快な生徒たちー』ウォーターチャレンジ［著］（KADOKAWA）

8位『NHK連続テレビ小説　虎に翼 上』吉田恵里香［作］豊田美加［ノベライズ］（NHK出版）

9位『われらラジオ異星人 みんなと歩んだ地方番組の裏側』KBCラジオPAO～N［著］（西日本新聞社）

10位『あぶない刑事 1990』柏原寛司［著］（講談社）

〈エンターテイメントランキング　4月9日トーハン調べ〉