こわいもの知らずの病理学講義
[レビュアー] 池上晃子(紀伊國屋書店・新宿本店)
【生武正基・新宿本店】
わかりやすくはあるが、簡単ではない。それだけに少しだけはわかったつもりにはなれた。そして、わかったつもりになると興味が湧き、見る目が変わる。自分の体、その状態、その変化…そのことを日々考えるようになる。良い入門書はその分野独特の考え方、つまり新しい視点を与えてくれる。
「キノベス!」は過去1年間に出版された新刊を対象に、紀伊國屋書店で働く全スタッフから公募した推薦コメントをもとに選考委員の投票でベスト30を決定し、お客様に全力でおすすめしようという企画です。今年は15名の選考委員が全社から集まった応募コメントを熟読し、ベスト30を決定しました。