メールで好印象を与える「感謝」の文例とフレーズ

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迷わず書けるメール術

『迷わず書けるメール術』

著者
神垣あゆみ [著]
出版社
フォレスト出版
ISBN
9784894519800
発売日
2018/05/20
価格
1,540円(税込)

メールで好印象を与える「感謝」の文例とフレーズ

[レビュアー] 印南敦史(作家、書評家)

感謝のフレーズにプラス

お気遣い

例: お気遣いいただき、ありがとうございます。

ささいなことでも相手の気遣いや配慮に気づいたなら、言葉にして伝えたいところ。小さな積み重ねが心を通わせ、信頼関係を築く礎になっていくわけです。

お心遣い

例: いつもお心遣いいただき、感謝の気持ちでいっぱいです。

「お気遣い」に代わる言葉としては、「お心遣い」「ご配慮」も。いずれも相手が気にかけてくれたり、自分の配慮を感じたりしたときにひとこと添えたいフレーズだといいます。

ご配慮

OK → ご配慮くださり、お礼申し上げます。

NG → 格段のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。

上記のNG例のような文章は堅苦しく儀礼的で、気持ちが伝わらないもの。このような場合、「ご配慮」を使ってシンプルに言い換えるほうがすっきりするというわけです。

お取り計らい

例: 部長のお取り計らいに心から感謝いたします。

物事がうまく運ぶように適切な処置をすること。「お気遣い」「お心遣い」「ご配慮」と言い換えることも。 (43ページより)

感謝のNGフレーズ

× すみません

NG → 迅速にご対応いただき、すみません。

OK → 迅速にご対応いただき、ありがとうございます。

恐縮する気持ちを伝える「すみません」よりも、感謝の気持ちを伝える「ありがとうございます」のほうが前向きで好印象を与えることに。

× どうも

NG → わざわざ来ていただいて、どうも。

OK → ご足労いただき、ありがとうございました。

「どうも」はいろいろな場面で使える便利な言葉ですが、これだけでは、きちんとした感謝の気持ちは伝わらないわけです。 (43ページより)

このように、すぐに役立てることができる実践的な1冊。迷ったときに答えを見つけ出すことができるので、デスクサイドに置いておけば大活躍してくれるのではないかと思います。

Photo: 印南敦史

メディアジーン lifehacker
2018年6月5日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

メディアジーン

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