夜見山市にある中学校の「呪われた三年三組」に転入することになった主人公。
存在するはずのない「死者」が紛れ込み、
次々に生徒と親類が死んでいくという災厄。
呪いの正体はなんなのか、
紛れ込んだ死者とは誰なのか、
呪いを解く方法はあるのか、
謎を解いていく物語です。
物語はもちろん、
登場するキャラクターがとても魅力的です。
作品全体を覆う雰囲気も神秘的。
「暗黒館の殺人」と似通った雰囲気で、
作者の趣味嗜好が強めに反映されているようです。
死者の正体、呪いを解く方法、
意外であり読後は切なさも感じます。
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2019年9月6日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです