結果を出し続ける人は「インプット」よりも「アウトプット」を重視する

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学びを結果に変えるアウトプット大全

『学びを結果に変えるアウトプット大全』

著者
樺沢 紫苑 [著]
出版社
サンクチュアリ出版
ジャンル
社会科学/社会科学総記
ISBN
9784801400559
発売日
2018/08/03
価格
1,595円(税込)

書籍情報:版元ドットコム

記憶として定着させるためにインプットよりもアウトプット

[レビュアー] 田中大輔(某社書店営業)

 トーハン、日販が2019年の年間ベストセラーを発表した。ビジネス書では、どちらも1位が『メモの魔力』(前田裕二著、幻冬舎)、2位が『FACTFULNESS』(ハンス・ロスリング、オーラ・ロスリング、アンナ・ロスリング・ロンランド著、日経BP)、3位が『学びを結果に変えるアウトプット大全』であった。上半期のランキングも同様だったので、今年もロングセラーが多かったと言えるだろう。1位と2位は以前に紹介したので、今回は3位の本をとりあげようと思う。

 本書は18年8月に発売された本だ。同年のベストセラーランキングでも9位に入っている。発行部数は45万部を突破した。圧倒的に結果を出し続けている人は、インプットよりもアウトプットを重視しているということで、80のアウトプット術を紹介した本だ。

 インプットは脳の中に情報を入れる、つまり「入力」すること。アウトプットは脳の中に入ってきた情報を脳の中で処理し、外界に「出力」することだ。具体的には「読む」、「聞く」がインプットで、「話す」、「書く」がアウトプットになる。

 月10冊読んで1冊もアウトプットしない人よりも、3冊読んで3冊アウトプットする人の方が成長は早いという。自己成長はアウトプットの量に比例するというのだ。インプットとアウトプットの黄金比は3対7で、インプットの倍以上の時間をアウトプットに割くべきだという。また2週間に3回以上アウトプットすると、情報を記憶として定着させられるそうだ。

 アウトプットが苦手という人は、まず「話す」ことから始めるといい。読んだこと、聞いたこと、自分が体験したことを人に話す。これも立派なアウトプットである。また話すときはポジティブな言葉を多く用いるとよいそうだ。「書く」トレーニングになるのは日記だ。質や量にこだわることなく、毎日書くことが大事だという。このときもポジティブな表現を使うとよい。SNSやブログで情報発信するのもよいだろう。

 本書のアウトプット術を実行すれば、あなたの魅力や能力が多くの人に伝わり、より楽しい人生を歩めるはずだ。

新潮社 週刊新潮
2020年1月23日号 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

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