『百歳 いつまでも書いていたい』
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【気になる！】新書 『百歳 いつまでも書いていたい 小説家・瀬戸内寂聴の生きかた』瀬戸内寂聴著
［レビュアー］ 産経新聞社
昨年１１月に９９歳で死去した作家で僧侶でもある著者の名言を収載した。ラジオ番組に出演したときの著者の「語り」を文字にしている。「書くということは、自分を発見すること」などの金言が詰まっている。
興味深いのは平成１０年に放送されたラジオ番組での言葉だ。『源氏物語』の現代語訳に注力してきた著者は同年、第１０巻を刊行。恋愛だけでなく出家する女性の姿も描かれた物語の魅力を語っている。
今年５月１５日には生誕１００年を迎える著者。そんな節目に改めて読みたい。（ＮＨＫ出版新書・９６８円）
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2022年3月27日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです
