【気になる!】新書『物語 オーストラリアの歴史 新版』竹田いさみ・永野隆行著

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【気になる!】新書『物語 オーストラリアの歴史 新版』竹田いさみ・永野隆行著

[レビュアー] 産経新聞社

18世紀後半、英国の流刑植民地として出発したオーストラリア。19世紀に中国人労働者が大量に流入し定住化する中で、白人社会を守ろうと悪名高い人種差別政策「白豪主義」が形成され、長く国是となった。

だが、20世紀後半にそれが維持不能になると、多文化主義へと大転換を遂げる。200年にわたる同国の歴史には、常に東アジア世界との葛藤があった。

平成12年刊の旧版に、対中関係の悪化など、ここ20年の動向を盛り込んで大幅に加筆改訂した。料理や観光といった追加コラムも面白い。(中公新書・1100円)

産経新聞
2023年4月2日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

産経新聞社

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