ドラマ「ハヤブサ消防団」放送記念! 原作者・池井戸潤さんと主演の中村倫也さんを始めとした俳優の皆さんが居酒屋さんかくに勢揃い!

対談・鼎談

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ハヤブサ消防団

『ハヤブサ消防団』

著者
池井戸 潤 [著]
出版社
集英社
ジャンル
文学/日本文学、小説・物語
ISBN
9784087718096
発売日
2022/09/05
価格
1,925円(税込)

書籍情報:JPO出版情報登録センター
※書籍情報の無断転載を禁じます

ドラマ「ハヤブサ消防団」放送記念! 原作者・池井戸潤さんと主演の中村倫也さんを始めとした俳優の皆さんが居酒屋さんかくに勢揃い!

癒しを求めて田園地帯に移住したミステリ作家・三馬太郎(みまたろう)が、地元消防団の一員となり、町を揺るがす一大事件に直面する……。
現在、テレビ朝日系列で絶賛放送中の連続ドラマ『ハヤブサ消防団』は、作家・池井戸潤さんの異色ミステリーが原作。自然豊かな風景の中で展開する物語を輝かせているのが、主演の中村倫也さんをはじめとする個性と実力を兼ね備えたキャストの熱演です。ダイナミックな消防シーンをはじめとした名場面は、どのようにして生まれたのか? まるで劇団? と思えるほどに息の合った面々の、知られざる素顔とは。池井戸さんが「こんな取材、はじめてだ……」と目を見開いた、前代未聞の大人数座談会をお届けします。

構成/大谷道子 撮影/大槻志穂

田園発・SDGsなドラマ?

――ドラマ『ハヤブサ消防団』のセットが組まれた都内某スタジオ。6月下旬のこの日は、中村倫也さん演じるミステリ作家の主人公・三馬太郎と消防団一同が、山本耕史さん扮する担当編集者・洋(なかやまだひろし)を居酒屋で迎える場面が撮影されていた。本番終了後、セット内に原作者の池井戸潤さんが登場すると、消防団の面々からはやんやの喝采が……。
池井戸潤(以降、池井戸) 皆さん、お疲れさまです。お邪魔しております。
中村倫也(以降、中村) いえいえ、ようこそ〜。
一同 ようこそ〜(拍手に指笛)。
梶原善(以降、梶原) どっちかっていうと、僕らが作品にお邪魔しているようなものですから(一同、笑)。
池井戸 普通に飲み会のように見えるのは、さすがですね。中村さんは作家役がはじめてだと伺いましたが、若い作家が自然にそこにいる感じがしました。
中村 わー、恐縮です。でも、それがですね……思い返したら、はじめてじゃなかったみたいなんですよ。
一同 えー!
中村 いろいろやりすぎてて、わかんなくなってました。すみません。でも、太郎は新参者で、僕もずっと皆に壁を作って冷たく接してたので(「ホントかよ!」とあちこちからツッコミ)、いつハヤブサ地区に馴染むんだろう? と思っていたんですが、今日の居酒屋の場面で「あ、もう馴染んでたんだ」って感じました。
満島真之介(以降、満島) 毎日楽しいよねー! 僕、普段からとても元気なんですけど、実は藤本勘介(ふじもとかんすけ)のように明るい役をやるのは珍しいんです。池井戸さん原作の映画『アキラとあきら』(’22年公開)ではちゃんとした銀行員の役をやらせていただきましたが、あのときも現場ではうるさかったです(笑)。今回は男性陣で最年少なので、先輩たちの力を借り……(見回して)あれ、皆、なんで静かなの?
中村 騒ぐと誰がしゃべってるかわかんなくなっちゃうじゃん。
満島 あ、そうか。とにかく、頑張らせていただいてます!
岡部たかし(以降、岡部) これまでロケでほとんどアクション作品の撮影のようだったのが、こうしてスタジオに来て、ようやく自分のキャラで話せた気がしています。居酒屋で皆で丁々発止の会話をして、ようやく自分というか、徳田省吾(とくだしょうご)の居方がわかったというか。
梶原 そうだよね。消防団員は自営業者の人が多い中、僕の演じる森野洋輔(もりのようすけ)は唯一の役場勤め。人間的にも立場的にもわりと普通の人で、そんなにはっちゃけられないタイプなのかなと思っています。
中村 森野さんは仲裁役が多いですよね。「まーまー、まーまー」って。
梶原 副分団長だしね。(プロデューサーから「後半、ブチ切れますよ」とコメント)そうなの? じゃあ頑張らないと。
橋本じゅん(以降、橋本) えー、分団長・宮原郁夫(みやはらいくお)役の橋本でございます。僕らの年代になりますと、だいたい現場に行ったら最年長ということが多いんですが、今回はその年代の役者をこれだけ集めていただきまして、何というか、すごくSDGsな現場だなと。
一同 ハハハ!
橋本 年上らしくしなくちゃというプレッシャーがまったくなく、魂が解き放たれたような楽しい毎日を送っております。

集合
居酒屋さんかくに大集合!(左手前から、山本さん、橋本さん、岡部さん、満島さん、池井戸さん、中村さん、梶原さん、生瀬さん)

消火も撮影も命懸けの一本勝負

山本耕史(以降、山本) いいなぁ。僕はひとり東京から来る編集者の役ですが、舞台での共演も多いメンバーが多いので、いつでも安心して入れています。
池井戸 山本さんの役名の中山田洋は、僕の担当編集者たちの名前を合体させてつけたんです。中山くん、田中くん、森田さん、洋さんという。
岡部 えっ、(歌手の)内山田洋が由来じゃないんですか?
梶原 てっきりクール・ファイブ推しなのかと思ってました。
池井戸 残念ながら違います(笑)。
橋本 まあ我々、今日はこういう衛生的なところにいますが、それまではずっと土と埃と虫の国の住人でして。
生瀬勝久(以降、生瀬) そうそう。真夏になる前とはいえ、けっこうな日差しの中で……あ、消防団部長、山原賢作(やまはらけんさく)役の生瀬です。ロケ先、景色がとにかくきれいで、よかったよね。すごくお金がかかってる感じがする!
中村 でも、泊まりじゃない。そんな予算、テレビドラマにはありません(笑)。
梶原 桜屋敷の太郎の書斎からの眺め、最高じゃない? 賢作さんちのセットもいいよね。バーベキューやりたくなる、いい感じの庭があってさ。
生瀬 そうそう。バーベキューどころか、火事で燃えちゃうんだけどね(笑)。ロケの最初が第1話の消火活動のシーンだったんですが、あれ、ワンカットの長回しで撮ったんですよ。
山本 へぇー。何分くらいですか?
満島 4分くらいですかね。消防車からホースを下ろすところから始まって、地元の井戸の水を通して、放水まで全部一連でやってます。
梶原 なにしろ水圧がすごくて。事前に消防署で練習させてもらったとき、これは絶対手を離しちゃいけないなと。
橋本 水が入って、ホースの膨らみがだんだん近づいてくると「次は俺の番だ!」って。恐ろしかったよねぇ。
山本 うわー、現場、見たかった。
満島 一度ホースに水が通ってしまうともう使えなくなるから、やり直しになると大変。めちゃくちゃ緊張しました。
中村 消防員には1番員から4番員までいるんですが、2番手でいちばんよく走る岡部さんが大変でしたよね。だんだんシャー芯(シャープペンシルの芯)みたいに細くなっていくから、心配で心配で。
岡部 いやー、あんなに重いものを持ってダッシュしたのは人生初かもしれないです。でも、すごく頑張ったのに、スタッフに「キャラで面白く走ってるんですか?」「笑えました」とか言われるし。
一同 ひどい!(笑)
橋本 鳶口(とびぐち)(嘴(くちばし)形の金具をつけた道具)で扉を割って火災現場に入る場面も、緊張しました。煙がすごくて。
生瀬 だったよね! 撮影では体に害のない煙を使っているんですが、まさに一寸先も見えなくて、本当に怖かった。消防団員の方たちはいつもこんな中でやっているのかと思うと、頭が下がりました。
岡部 消防団の存在は知ってはいたんですが、団員の方にお会いして、実際の活動内容を伺ったのははじめてでした。
中村 あ、僕もです。
梶原 法被着て「火の用心!」って歩いて回るイメージだったから、まさか消防車に乗るとは思ってなかったなぁ。
池井戸 僕の地元に残った友人たちは、皆、団員になっています。近くに消防署がなく、最寄りからでも来るのに40分くらいかかるから、いざ火事が発生したら、まずは消防団が消すしかないんですよ。
橋本 しかも、ほぼボランティアで。郷土愛がないと、とてもできないですよね。
一同 (頷く)
生瀬 とにかく、東京で練習を積んでロケに行って、あの火事のワンカットに皆で集中して挑んだことで、「わっ、ハヤブサ消防団が生まれた!」という手応えを感じました。2回で撮り終わって拍手して、ああ、このドラマはここから始まって、きっと成功すんだろうなと。

集合
左から中村さん、梶原さん、生瀬さん

田園生活のリアルを満喫

池井戸 そうでしたか。映像だけ見て「運動会みたいだな」とか思っていて、すみませんでした(笑)。これまでいろんな小説を書いてきたんですが、故郷を舞台にした『ハヤブサ消防団』は、僕にとってどうしても書いておかなくてはならない小説だったんです。
一同 へえーっ。
池井戸 田舎の風景や生活は、実際に住んだことのある人間でないとリアルに書けないし、僕が父親から聞いた出来事や伝承についても記録しておきたかったし……。第1話にある、滝で死体が上がったときの様子も、ずいぶん前のことですが本当にあったんですよ。沈んでどこかに引っかかっていた死体が、ガスが溜まって水面に飛び出してきたという。
中村 僕がボートから落ちたやつだ。遺体となった浩喜(ひろき)役の一ノ瀬ワタルくんが、浮かんだ後、「ああ、生きてる」って言ってました。
橋本 長すぎたよね、死んでるの(笑)。
満島 リアル・ハヤブサかぁ……。リアルといえば、方言が難しいですね、岐阜弁。
池井戸 岐阜の言葉は、書き言葉にすると普通ですが、イントネーションが複雑なんです。地域によっても違いますし。
生瀬 我々、関西出身者は多いんですけど、それともぜんぜん違いますよね。
梶原 居酒屋で出てくる料理は、岐阜の名物なんですか?「ケイチャン」とか。
山本 どんな味?
中村 鶏を、たぶん醤油とお酒と……。
梶原 味噌も入ってるんじゃない?
中村 うん、味噌と、あと、みりんか砂糖で炒めたみたいな。おいしかったです。
池井戸 あれも、ケイチャン(「シャンシャン」と同じ抑揚)じゃなくて、正しくはケイチャン(「冷淡」と同)……。
中村 やばい。福田転球さん(居酒屋店主役)、修正アフレコしないと。
池井戸 いやいや、大丈夫です。ほかも微妙に違ってましたから(笑)。
一同 えーっ!
満島 アユの塩焼きもおいしかったです。あと、アユの小さいやつを煮た……ほら、太郎の家に持って行ったじゃない?
中村 そうだったっけ。あそこ台詞が多かったから、ぜんぜん覚えてない。
満島 太郎〜! 中村さんだけ標準語だから、僕、会話してると、ついつい引っ張られそうになるんですよ。
中村 そして、ただでさえ方言でいっぱいいっぱいの真之介は、動きを足されるとガチャガチャになり……。
一同 ハハハ!
山本 僕は太郎と遊ぶシーンが多くて、ゴルフとか釣りとか、いろいろやりました。僕自身はゴルフはやらないんですが、気持ちよかったですね。
中村 やればドライバーで300ヤードは飛ばせそうなのに。
山本 消防の場面もやってみたかったですけど、皆さんの苦労話を聞くとね……。これでも案外、肉離れとかしやすいほうなので(笑)。ちなみに今作では、裸にはなっていないですね。
梶原 フフフ。大河ドラマ(’22年放送『鎌倉殿の13人』など)ではしょっちゅう脱いでたもんね。

集合
左から山本さん、橋本さん、岡部さん、満島さん

原作者直伝! 山暮らしのライフハック

満島 あのー、質問があるんですけど。僕、沖縄の海の近くで生まれ育ったので、山の田園地帯の生活イメージがないんです。どういう空気感なんですか?
池井戸 めちゃくちゃ緩いですよ。ゆるゆるで、適当です。
一同 適当!
池井戸 何しろ、庭で普通に食べ物が採れたりしますからね。タケノコを見つけて明日の朝採ろうと思ってたら、先にイノシシに取られてしまったとか。あとは、川でウナギを捕ったり、地蜂を捕ったり……地元では「ヘボ」って言うんですが。
岡部 あ、小説に出てきたやつだ。
梶原 食べるんですか? 蜂を?
生瀬 長野とかでは聞きますよね。蜂の子でしたっけ? 甘露煮みたいなやつ。
池井戸 ええ。弁当に入れてくる同級生もいました。
中村 食べるシーン作りますか、善さん。
梶原 え、まあ、あってもいいんじゃない?(やや動揺)
中村 フフフ、平然と食べてくださいよ。
満島 あと、山暮らしでの危険ってどんなことですか? 小さい頃から「気をつけろ」って言われてることとか。
生瀬 やっぱり、マムシとか。
池井戸 そうですね。夏休みに入る前などによく言われたのは、夜、ホタルを見に行くとき、暗闇で点滅しているのはホタルで、光ったままなのはマムシの目だから、動かないのには気をつけろと。
一同 怖ぇー!
橋本 そんなにクリアに違いがわかるものなんですか?
池井戸 ええ。ホタルの光はホワッとしていますが、マムシはギラッとしているので、それには絶対に手を出しちゃいけない。あともうひとつ、寝ているときでも、これが聞こえたら絶対に起きないといけない音というのがあります。
一同 ?
池井戸 ガサガサ、という音と、ボタッという音。両方ともムカデです。このくらい(両手を体の前で広げる)の。
一同 えー!
山本 (手で真似をする)こんな?
池井戸 そう。この音がしたら何がなんでも起きて退治しないといけない。噛まれると、すごく痛いですから。
中村 ムカデ、桜屋敷でも出ましたよ。でも僕、ぜんぜん平気なんで。虫も。
岡部 へぇー、役とは違うんだ。
梶原 じゃあ、出たらお願いね(笑)。
満島 やっぱ、海辺とはかけ離れてる……。でも、住んでみたくなりました。
梶原 僕も。渋滞なしで通えたらねぇ。
山本 僕は郊外に旅行に行くこともあるんですが、やっぱりいいですよね。最終的には都会とどっちで暮らそうかなと思っているくらい。
中村 桜屋敷の書斎で机に座って撮影の準備を待っていると、すごく静かで、何ていうか、窓から見る風景が止まってるんですよね。遠くの木が風で揺れたり、鳥がたまに横切ったりする以外、動くものがない。それが、都会とはいちばん違うなと思います。
生瀬 静かだよね、確かに。
梶原 でも、俺たちみたいなのが集まっちゃったら、うるさくなるだろうなぁ。
一同 ハハハ!
池井戸 静かだけど、のんびりしすぎて小説を書く気にはならないですね。それに、すぐ誰かが訪ねてくるし。
満島 「潤、いる?」って?
生瀬 ああ、勘介みたいなヤツが(笑)。

盛り上がりは、きっと画面から伝わる

――誰かが話せば誰かが突っ込み、笑いが起こる。村の寄合さながらの愉快なおしゃべりは深夜まで……というわけにもいかず、撮影の幕間トークはそろそろお開きに。最後は、これからの見どころ、推しどころを、皆さんからひと言ずつ。
生瀬 風景はゆったりしているんですが、話がスピーディーにどんどん展開していくのは、連続ドラマならではの面白さ。ぜひ最後までじっくり見て楽しんでいただきたいと思っております。
山本 すごくメリハリのある展開ですよね。そして、シリアスにもギャグにも振り切れる素晴らしい俳優たちが揃っていて……いい意味で、流行り者もいないし。
一同 こらこら(笑)。
山本 僕、自分が出ていなくても絶対に注目する作品だと思っています。振り幅、楽しみにしていてください。
橋本 ストーリーも、原作とはまた違った方向に振り切っていきますからね。テレビ的に、とっても面白いものになる予感がしています。何より、演じている僕ら自身が盛り上がっている。このムーブ感が、画面から伝わることを信じて。
梶原 うん。こういう、大勢の人間の会話から人間模様が見えてくるドラマ、僕も大好きです。我々は余計なおしゃべりも多いんですけど(笑)、それがチームワークにもつながっていると思うので。
岡部 川口(春奈)さんと一緒のシーンもまだ撮っていないので、彼女が入ってどんなふうに変わるのかも、楽しみにしていていただけたらと。
満島 えー、僕らの世代って、故郷とか家族とか先祖っていうものに対して、ちょっと縁が薄くなってると思うんですよ。それに、スマホ画面上での会話が増えていて、地域にいる人を家族のように慕って話すことも少なくなっています。どうにか人と人とのつながりの大切さを発信できないかなと思っていたところ、このドラマはまさにぴったりじゃないですか。
一同 (頷く)
満島 でしょ? だから、この作品を見て、「ちょっと田舎に帰ってみようかな」とか「うちの地元にも消防団ってあるのかな」とか、思ってもらえたら嬉しいな……。消防団だけじゃなく、守っている大切なものって他にも絶対あると思うので、コロナ禍の間に寂しい思いをしたぶん、そういう忘れかけていた大切なものを思い出していただけたら! と、思っておりますので! 熱くしましょーう! この夏を!!
中村 ほぼ川平(慈英)さんですね。
一同 ハハハハ!
梶原 沖縄ってこういう人しかいないの?(笑)
中村 この作品、「田園ミステリー」と銘打ってますけど、夏の野山の風景とか、匂いとか湿度とか、誰もが共有している原風景……とまでは言えないかもですけど、それに近いものがある気がするんです。だから、安心してちょっとホッコリできて、で、おかしいけど絶妙にチャーミングで憎めない人々と戦慄のミステリーへ……多くの人が知らず知らずのうちにのめり込める間口の広さと、出口の確かな細さ、そういう深い魅力を目指してやっていきたいと思ってます。
池井戸 ありがとうございます。田舎の風俗を書いておきたいという気持ちで書き始めた原作ですが、消防団もまさにその風俗のひとつ。そして、これから先、消防団が主役のドラマはたぶん作られない気もするので(笑)、「消防団といえばハヤブサ」と呼ばれるような、貴重な作品になっていくのではないかと……。
一同 おお〜(拍手)。
池井戸 その意味でも、皆さんに面白いものにしていただけることを大いに期待しています。よろしくお願いします。
一同 頑張りまーす。
梶原 さ、次はツチノコ探しだ。
満島 そうだ、今週末じゃないですか!
中村 晴れてくれ〜!

「小説すばる」2023年9月号転載


【毎週木曜】よる9:00 テレビ朝日系にて放送中

出演 中村倫也 川口春奈

満島真之介 古川雄大 岡部たかし 麿赤兒

梶原善 橋本じゅん 山本耕史 生瀬勝久

脚本 香坂隆史  演出 常廣丈太/山本大輔  音楽 桶狭間ありさ

主題歌 ちゃんみな『命日』(NO LABEL MUSIC / WARNER MUSIC JAPAN)

制作協力 MMJ  制作 テレビ朝日
 
いけいど・じゅん◆1963年岐阜県生まれ。慶應義塾大学卒。 98 年『果つる底なき』で江戸川乱歩賞を受賞しデビュー。2010 年『鉄の骨』で吉川英治文学新人賞を、 11 年『下町ロケット』で直木賞を受賞。主な作品に、「半沢直樹」シリーズ、「下町ロケット」シリーズ、「民王」シリーズ、『空飛ぶタイヤ』『七つの会議』『陸王』『不祥事』『アキラとあきら』『シャイロックの子供たち』など著書多数。
なかむら・ともや ◆ 1986年東京生まれ。ドラマ「石子と羽男−そんなコトで訴えます?−」、「仮面ライダー BLACK SUN」、映画『ハケンアニメ』、ミュージカル『ルードヴィヒ~Beethoven The Piano~』、舞台『ケンジトシ』など、幅広く活躍。著書に『THE やんごとなき雑談』などがある。池井戸潤原作ではテレビドラマ「下町ロケット」に出演した。9/29公開の映画『沈黙の艦隊』、11月から上演の舞台『OUT OF ORDER』への出演を控える。
みつしま・しんのすけ ◆ 1989年沖縄県生まれ。テレビドラマ「梅ちゃん先生」「BG~身辺警護人~」、映画『三度目の殺人』、舞台『ハムレット』などへの出演や、アニメ映画『ひるね姫~知らないワタシの物語~』では声優を担当。池井戸潤原作では映画『アキラとあきら』に出演した。出演映画『キングダム 運命の炎』が公開中。
おかべ・たかし ◆ 1972年和歌山県生まれ。大河ドラマ「八重の桜」「青天を衝け」、テレビドラマ「エルピス−希望、あるいは災いー」、配信ドラマ「First Love 初恋」、映画『踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望』などに出演。23年度後期NHK連続テレビ小説「ブギウギ」に出演。
かじはら・ぜん ◆ 1966年岡山県生まれ。テレビドラマ「鎌倉殿の13人」「ファーストペンギン!」「エルピス−希望、あるいは災い−」、映画『記憶にございません!』『マスカレード・ホテル』『湯道』『ロストケア』『大名倒産』などに出演。最新出演映画『リゾートバイト』が今秋公開予定。
はしもと・じゅん ◆ 1964年兵庫県生まれ。1985年の舞台『銀河旋風児SUSANOH』より劇団☆新感線に参加。テレビドラマでは「MIU404」「極主夫道」「漂着者」などに出演。 池井戸潤原作では、連続ドラマW「シャイロックの子供たち」(WOWOW)に出演した。NHK連続テレビ小説「ブギウギ」に出演。
やまもと・こうじ ◆ 1976年東京生まれ。大河ドラマ「真田丸」「鎌倉殿の13人」、テレビドラマ「きのう何食べた?」「クロサギ」、映画『映画刀剣乱舞−継承−』、『シン・ウルトラマン』などに出演。近作にNetflix「離婚しようよ」、映画『キングダム 運命の炎』など。
なませ・かつひさ ◆ 1960年兵庫県生まれ。テレビドラマ「TRICK」シリーズ、「ごくせん」シリーズ、「あなたの番です」、映画『南極料理人』『マスカレード・ホテル』『水は海に向かって流れる』などに出演。池井戸潤原作ではテレビドラマ「花咲舞が黙ってない」に出演。最新出演映画『法廷遊戯』が11/10公開。

文芸ステーション
2023年8月17日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

集英社

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