【気になる!】文庫『ふたつの時間、ふたりの自分』 柚月裕子著 レビュー 産経新聞 [レビュー] (エッセー・随筆) 『ふたつの時間、ふたりの自分』 著者 柚月 裕子 [著] 出版社 文藝春秋 ジャンル 文学/日本文学、評論、随筆、その他 ISBN 9784167921187 発売日 2023/10/11 価格 902円(税込) ネット書店で購入する 書籍情報:JPO出版情報登録センター ※書籍情報の無断転載を禁じます 【気になる!】文庫『ふたつの時間、ふたりの自分』 柚月裕子著 [レビュアー] 産経新聞社 『孤狼の血』などで知られる人気作家による文庫オリジナルのエッセー集。 母親と一緒に作った胡桃(くるみ)だれの味を思い出し、中学生の頃にあこがれた格闘家のブルース・リーについて熱っぽく語る。デビュー作の単行本が書店に並ぶときの怖さや気恥ずかしさも明かしている。 そして、平成23年の東日本大震災で亡くなった大切な家族のこと…。「私のなかには、ふたつの時間が流れている。震災の日で止まったままの時と、そこから流れている時だ」。飾らない率直な語り口で、作家生活15年間の喜びと苦しみをつづっている。(文春文庫・902円) 2023年10月22日 掲載 ※この記事の内容は掲載当時のものです 文藝春秋 産経新聞社 柚月裕子 ふたつの時間、ふたりの自分