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- 日本史有名人の身体測定
- 価格:1,540円(税込)
SMAPの稲垣吾郎さん(42)が司会を務める読書バラエティー「ゴロウ・デラックス」、5月6日の放送に医師で作家の篠田達明さん(78)が出演した。篠田さんは歴史上の偉人を医師の目線で診察する「レキドク」だ。偉人たちの知られざる本当の姿が明かされ、稲垣さんも興味津々の様子だった。
■レキドクの手法とは
篠田さんは現役の医師でありながら、5回も直木賞候補に選ばれている。歴史上の偉人の持病や死因を診察する“レキドク”シリーズも大人気だ。その最新作が『日本史有名人の身体測定』(KADOKAWA)。同書では偉人たちの体格を歴史書や肖像画、遺品などから導き出し、死因や持病を推測。さらにそこからみえてくる生活習慣や人となりにまで踏み込んだ、斬新な視点を提供してくれる一冊だ。
■徳川将軍が脳性麻痺!?
番組に登場した篠田さんは江戸幕府9代将軍徳川家重の肖像画を示しながら、家重は「脳性麻痺」だったのではないかと解説した。稲垣さんは「そんなことまでわかるんですか?」と驚きの表情。家重の肖像画は肩が突っ張り、首が前に出ており、唇も曲がっている。それらは脳性麻痺の症状アテトーゼ型の特徴であると解説した。それは遺骨からも裏付けられたという。他の将軍にはない、奥歯のすり減りが家重だけには見られ、奥歯をぎりぎりと噛んで削ってしまう脳性麻痺の特徴と合致するという。稲垣さんは「こうやってひも解くことができるんですね、面白い」と感心しきりの様子だった。
■秀吉は182cm!?
そして篠田さんが身長を導き出した偉人たちの等身大パネルが登場。聖徳太子(180cm)や福沢諭吉(173cm)、源義経(147cm)などが並ぶ中、豊臣秀吉の身長に一同は驚いた。「猿」のあだ名で背の低いイメージがあるものの、肖像画に描かれた姿はなんと182cm。しかし篠田さんの推測によると140cmしかない。その42cmの差を「秀吉にはコンプレックスがあり、画家に命じて立派に描かせた」のだと解説した。
■作曲家の診断に稲垣さん期待
番組では篠田さんと同じく作家で医師だった渡辺淳一氏との交流も明かされた。次はベートーベンやモーツァルトなど大作曲家を診断してみたいと語る篠田さん。前回の放送で、朝一人でモーツァルトを聴きながら朝食をとっていると明かされたばかりの稲垣さんは「西洋版は興味ありますねえ、僕も音楽好きだし」と作曲家の診断に興味を惹かれた様子だった。
ネット上では今回の放送について「篠田先生の本、歴史好きにはたまらない」「稲垣さんとクラシックの話でお友達になりそう!」「こういう話を学生の時に知ってたらもっと歴史好きになってたのに」との感想があがっている。
「ゴロウ・デラックス」はTBSにて毎週木曜日深夜0:58から放送中。
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2016年5月7日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです
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