嵐・大野智さんの“規格外なところがぴったり”な忍者役 和田竜さん原作『忍びの国』

映像化

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 『のぼうの城』(小学館)、『村上海賊の娘』(新潮社)などの作品で知られる作家・和田竜さんの『忍びの国』(新潮社)が、嵐の大野智さん(35)主演で映画化されることが分かった。監督は「白ゆき姫殺人事件」「殿、利息でござる!」でメガホンをとった中村義洋監督。和田さんは脚本も担当する。

 原作は、天正伊賀(てんしょういが)の乱を題材にした歴史小説で、累計発行部数50万部を誇る人気作。“伊賀一”の腕ながら金の亡者で怠け者の忍・無門(むもん)を主人公に、伊賀国侵略を画策する織田軍と忍び軍団の戦いを描いた。

1大野さんが主演する『忍びの国』

 無門を演じる大野智さんは本作が時代劇映画初主演となり、本格的なアクションシーンにも初めて挑む。ドラマ「世界一難しい恋」(日本テレビ系)にも出演中のご本人が、以下のコメントを寄せている。

―――
大野智です。
この度、映画では初の時代劇『忍びの国』で主演させて頂くことになりました。
史上最強と呼ばれるほどの忍者の役なので、アクションや格闘のシーンがたくさん出てきますが、
久しぶりにご一緒する中村監督の描く世界観に応えられるよう、精一杯頑張りたいと思います!
今演じている社長役から、次は忍者役へ、役柄は全く違いますが、新しい自分を出せるようチャレンジしてみます!
―――

 大野さんが無門を演じる点について、和田さんは「お会いしたことはないのですが、聞くところによると変わり者のような人らしく、原作の主人公も変わり者なので、そこのところをうまくやってくださるんじゃないかと思っています」とコメントし、中村監督も「予想外、規格外なところ、何を考えているのかわからない面白さが、似ていると思います」と太鼓判。

 また中村監督は、原作について「今までのどの忍者の世界とも違う、新しい世界であり、自由な感じでありながら、本当はきっとこうだったんだろうな、と思えるところが、一番の魅力だと思います」と明かしている。

 戦国エンターテイメント超大作「忍びの国」は、2017年夏に全国公開予定。映像化を前に、ぜひ原作も押さえておきたい。

デイリー新潮編集部

デイリー新潮
2016年5月31日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

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