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- 長生きしたけりゃパンは食べるな
- 価格:880円(税込)
近年、小麦に含まれるたんぱく質「グルテン」が脳に炎症を起こし、腸に小さな穴をあけると注目されています。世界ランキング1位のテニスプレーヤー、ジョコビッチが実践していると話題になった小麦抜き生活「グルテンフリー」という言葉を聞いた人もいるかもしれません。グルテンフリー協会の協会理事として活躍しているフォーブス 弥生さんの著書『長生きしたけりゃパンは食べるな』から、「グルテンフリー」食事法について見ていきましょう。
■あなたの体調不良、原因は毎朝のパン
ケーキやラーメン、パスタ、うどん、クッキー、菓子パン……。
小麦粉の食品は私たちの生活に深く入り込んでいます。知らず知らずに、グルテンを大量に摂取しているのが現代人の食生活です。それだけではありません。
「グラノーラは塩分が控えめだから、朝食にピッタリ!」
「全粒粉のパンはカラダにいい」
「オリーブオイルのパスタは、栄養たっぷりで美容にも効果的!」
そんな間違った情報や思い込みが一般に広がっています。
小麦粉が起こす主な病気には次のようなものがあります。
◎小麦アレルギー
◎セリアック病
◎グルテン不耐症
ここで問題なのは、こうした病気だけでなく、小麦が次のような体の不調を引き起こすとされていることです。
・慢性的なストレス、疲れ、頭痛
・不眠症
・下痢、便秘、腹痛、膨満感(消化器疾患)
・吐き気、嘔吐
・肌荒れ、シミ、くすみ、ニキビ(皮膚疾患)
・生理痛、不妊症、月経前症候群(婦人科疾患)
・認知症、アルツハイマー病、統合失調症(神経障害)
・ADHD(注意欠陥、多動性障害)
・自閉症
一つでも当てはまるならば、「いつものパン」をやめる価値があるのです。
■うつ病の原因が、じつは「大好きなパン」だった
私のセミナーに参加してくれた、30代の女性の話です。
彼女は長い間、毎日のように続く下痢と吐き気、嘔吐に悩まされていました。
もっとも困っていたのは、やる気の減退です。集中力が薄れ、頭がボーッとし、何もする気が起きなくなってしまうのです。
「このつらい状態から抜け出す方法はないだろうか」
彼女はいくつもの医療機関を受診しました。
しかし、血液検査をしても、MRI(磁気共鳴画像)検査を受けても、結果は「異常なし」。原因を突き止めることができません。ついに、彼女は心療内科を受診しました。そして、ようやくついた病名が「うつ病」。
彼女は「これでやっとわけのわからない不調から解放される」と思い、毎日、きちんと薬を飲み続けました。
ところがです。症状はいっこうに回復しません。
それどころか、悪化していくようにさえ感じられました。そんなとき、うつ病の薬について調べていた彼女は、専門家の記事に「抗うつ薬の副作用は自殺願望」という衝撃的な言葉を見つけたといいます。
「このままでは、本当におかしくなってしまう」
彼女は病院めぐりを再開しました。そして数軒の医療機関を回った挙句の診断が、「グルテン不耐症」だったのです。
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