『HUNTER×HUNTER』一年ぶりに発売された新刊 作者自らの解説が物議を呼ぶ

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 7月4日トーハンの週刊ベストセラーが発表され、コミックス第1位は『HUNTER×HUNTER(34)』が獲得した。
 第2位は『東京喰種 トーキョーグール:re(11)』。第3位は『宇宙兄弟(31)』となった。

 1位となった『HUNTER×HUNTER(34)』は1年ぶりに刊行された待望の新刊。6月26日に発売され、同日発売の「週刊少年ジャンプ」30号では連載も再開された。ファン待望の新刊では幻影旅団団長のクロロと殺人狂の奇術師・ヒソカとの天空闘技場での戦いの決着が描かれる。同作の巻末には作者の冨樫義博さんが、「クロロVSヒソカ」に関する解説を掲載していたことでも大きな話題となった。両者の対決で何を描きたかったのか、どのようにストーリーを決めているのか、などを詳細に紐解き、読者の間でも「わかりづらい」との声があがっていた対決の意味を詳解している。ただし読者の反応はまちまちだ。SNSやブログなどでの意見は概ね好意的。「解説自体が面白かった」「解説を読むことで更に楽しめた」という声が大勢を占めている。しかし一部には「漫画でわかるように描いてほしかった」との声もあがっている。

1位『HUNTER×HUNTER(34)』冨樫義博[著](集英社)

天空闘技場でヒソカとクロロの死闘開始!! 新能力を披露しつつヒソカを追い詰めるクロロ。極限の闘いで勝つのは!? そして、ついに暗黒大陸へ出航したクラピカとカキン王国王子達。だが早速不可解な死が…。(集英社ウェブサイトより)

2位『東京喰種 トーキョーグール:re(11)』石田スイ[著](集英社)

「先生がいないと、私は…」「ピエロマスク集団」による、〔CCG〕各支局同時多発襲撃が発生。裏で“ピエロ”を操る旧多二福は、次第に〔CCG〕そのものを恣に。佐々木琲世に教えを施されたかつてのQsたちも、カネキケン率いる「黒山羊」の動きに動揺を隠せないでいた。“ヒト”と“喰種”の関係が根本から変化しようとする最中、“隻眼の王”に求められるものは…?(集英社ウェブサイトより抜粋)

3位『宇宙兄弟(31)』小山宙哉[著](講談社)

2025年、NASAは日本人宇宙飛行士・南波ヒビトを含む、第1次月面長期滞在クルーのメンバーを発表。時を同じくして日本では、自動車の設計をしていた南波ムッタが会社をクビに。大きく異なった運命を歩んでいたふたりの兄弟。しかしそれぞれの未来が、幼少時代に交したある約束によって、動き出そうとしていた。(講談社ウェブサイトより)

4位『ベルセルク(39)』三浦建太郎[著](白泉社)

5位『コーヒー&バニラ(6)』朱神宝[著](小学館)

6位『NEW GAME!(6)』得能正太郎[著](芳文社)

7位『コウノドリ(18)』鈴ノ木ユウ[著](講談社)

8位『ボールルームへようこそ(9)』竹内友[著](講談社)

9位『マギ(34)』大高忍[著](小学館)

10位『BLUE GIANT SUPREME(2)』石塚真一[著](小学館)

〈コミックスランキング 7月4日トーハン調べ〉

BookBang編集部

Book Bang編集部
2017年7月8日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

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