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- 蘇我の娘の古事記
- 価格:1,870円(税込)
「本の雑誌」8月特大号にて「2017年上半期エンターテインメント・ベスト10」が発表された。
第1位は周防柳さんの『蘇我の娘の古事記』。2位は遠田潤子さんの『冬雷』。3位は足立紳さんの『14の夜』となった。
『蘇我の娘の古事記』
栄華絶頂の蘇我氏が討たれた乙巳の変から数年。日本の黎明に揺れる政争が、盲目の少女を数奇な運命へと導く――。許されぬ恋、王位継承の争い……激動の時代をみずみずしく描く、描き下ろし長編小説!(角川春樹事務所ウェブサイトより)
蘇我氏の娘として生まれた主人公の数奇な運命を描き、古事記成り立ちの謎に挑んだ傑作長編だ。書評家の東えりかさんは、《目の離せない作家がまたひとり現れた》(ランティエ・書評欄)と評している。(https://www.bookbang.jp/review/article/527313)
周防柳さんは、1964年東京都生まれ。早稲田大学第一文学部卒業後、編集者、ライターを経て、『八月の青い蝶』で第26回小説すばる新人賞を受賞しデビュー。同作は第五回広島本大賞を受賞している。
2017年上半期エンターテインメント・ベスト10は以下の通り。
1 『蘇我の娘の古事記(ふることぶみ)』周防柳[著]角川春樹事務所
2 『冬雷』遠田潤子[著]東京創元社
3 『14の夜』足立紳[著]幻冬舎
4 『文庫解説ワンダーランド』斎藤美奈子[著]岩波新書
5 『かがみの孤城』辻村深月[著]ポプラ社
6 『北海タイムス物語』増田俊也[著]新潮社
7 『遠縁の女』青山文平[著]文藝春秋
8 『横浜駅SF』柞刈湯葉[著]KADOKAWA
9 『ハンティング〈上下〉』カリン・スローター[著]鈴木美朋[訳]ハーパーBOOKS
10 『なかなか暮れない夏の夕暮れ』江國香織[著]角川春樹事務所
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