「苦労しないと、夢がかなわない」なんて誰が決めた?

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「学歴や資格、キャリアがなくても、苦労しないで夢がかなえられるチョロい生き方」を提唱しているのが、『はしゃぎながら夢をかなえる世界一簡単な法』の著者で、企業コンサルタントでもある本田晃一氏です。「そんなウマイ話があるものか!」と思わず怒りそうになったあなたは、もしかしたら“昭和の遺物”になりかけているのかもしれません。インターネットの登場により、ビジネスのしくみはもちろん、ライフスタイルのあり方も劇的な変化を遂げています。従来言われていた成功法則とはまったく異なるやり方が生まれていても不思議はありません。今までの思い込みをガラリと変えてくれる本田氏の成功法則に耳を傾けてみる価値がありそうです。

大前提は「否定」から「肯定」へ

 本田晃一氏は、本書の中で、夢をかなえるスタートは、「肯定」から始まると言います。

 「こんなんじゃ、ダメだ」「もっと頑張れ」という「否定」から出発すると、いつまでたっても「こんなんじゃ、ダメだ」「もっと頑張れ!」というところにしか行き着きません。
 それではいつまでたっても、夢がかなった気がしませんし、幸せになれないのだと。

 大切なのは「肯定」の気持ちからスタートすることです。具体的に言うと、「楽しみだなあ~」「これ、やりたいな~」「ワクワクするな~」と思うこと。

 「ダメだ」「ダメだ」とムチでおのれをたたきながら進む「自虐の推進力」でもいいのですが、「絶対やりたい!」「やったら楽しい!」「そうなったら鳥肌がたつ」という「前向きの推進力」のほうがエネルギーが高いのです。

 そして「自虐」(=否定)を選ぶか、「前向き」(=肯定)を選ぶかは、今の自分をどうとらえるのかという「セルフイメージ」と直結していて、「セルフイメージ」を上げることが、最初のスタートになるのだとしています。

 ただし、セルフイメージを高めようとすればするほど、「いまの自分はセルフイメージが低くてイケてない存在だ」と宣言していると感じ、余計につらくなることもあります。そこで本田氏は、「セルフイメージを高めて何をしたいのか?」「何を感じたいのか?」にフォーカスしたほうがいいと言います。その例として、次のような経験談を語っています。

 僕は27~28歳のとき、フェラーリに乗ってブイブイ言わせたいな、という「チャラ男」っぽいことを考えていました。
 でも自分の気持ちをよくよく考えてみたら、フェラーリに乗ることが目的ではなくて、女の子にモテたいんだ、ということがわかってきました。
 そしてもっと考えてみると、「フェラーリに釣られてついてくるような軽い女の子はいやだな」と思ったのです。ということは、僕がほしいのはフェラーリじゃありません。
 つまり、僕はフェラーリがなくても、自分を好きになってくれる女の子と幸せを感じたいんだ、と気がついたんです。
 「な~んだ。だったらフェラーリなんかなくてもいいじゃん!」と思ったわけです。
 僕の本当の夢はフェラーリではなく、女の子とほんわかした幸せを感じること。求めていたのは「女の子といる幸せ」です。
 ですからセルフイメージを高めることは目的ではありません。「自分が何を求めてい るのか」「何を感じたいのか」をはっきりさせることが大切なんです。
(『はしゃぎながら夢をかなえる世界一簡単な法』より)

運も幸せも人がつれてくる。だから「そもそも掘り」が大切

 夢をかなえる人、成功して幸せになっている人は、みんな運に恵まれています。その「運」とは何かというと、「人」にほかなりませんと、本田氏は言います。

 チャンスも運も幸せも、みんな「人」がつれてきます。だから人間関係が大切なのだと。

 いい人とめぐり合う一番のコツは「楽しさ」でつながることです。
 損得でつながる人間関係は、利害関係が変われば簡単に切れてしまいます。
 でもそもそも「楽しさ」でつながっている人間関係は切れることがありません。趣味の仲間を想像してもらえれば、わかりやすいと思います。

 どうやって「楽しさ」でつながるのかというと、本田氏は、「そもそも堀り」をすることをオススメしています。
 「そもそも堀り」とは人や自分の喜びの原石を掘っていくこと。

 たとえば自分がかなえたい夢があったとして、「そもそもどうしてそれをやりたいのか」、動機を掘り下げていくのです。
 最初は「金もうけがしたい」とか「女性にモテたい」とかゲスな理由が出てくるかもしれません。

 でも「なぜ金もうけがしたいのか」「なぜ女性にもてたいのか」、さらにどんどん掘っていくと、「お金をもうけて家族に楽をさせてやりたい」とか「いい伴侶を得て幸せな家庭を築きたい」など、美しい心につきあたります。

 それがあなたの「原石」なのです。

 同様に、人に対しても、「この人はなぜそう思うのか」「なぜこんなことをするのか」、そもそものところを掘り下げて考えてみるのです。
 「そもそも堀り」をしていけば、必ず美しいダイヤの原石が見つかります。そこを開示して、人とつながるのです。

 たとえば自己紹介では、相手の脳のスクリーンに「そもそも堀り」で掘り出した自分の思い、楽しさ、夢を映し出します。
 人とつながるときは、相手の楽しいものをホリホリしていくのです。

──いかがでしたでしょうか。『はしゃぎながら夢をかなえる世界一簡単な法』では、ここで紹介したほかにも、セルフイメージを上げる方法として、「自分を国宝級の弥勒菩薩だと思って大切にする練習」や「10人ほめて1人からほめ返してもらえる『10分の1ほめ返し法則』」、「親からあてがわれたものさしを縦から横にしてみる」など。人と楽しくつながるための方法として、人と対立しそうになったら、「どうしましょう?」という魔法の言葉で問題点を共有し、楽しく相談しあう方法や、目上の人からかわいがられる「秀吉のぞうり作戦」など、著者の経験談にもとづく具体的な方法が示されており、明日からすぐ実践できそうな気分にしてくれます。経営者やビジネスパーソンはもちろんのこと、学生や主婦の方たちにも役立つ一冊といえるでしょう。

SBCrOnline
2017年11月21日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

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