「2018年本屋大賞」のノミネート作品が発表

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「2018年本屋大賞」ノミネート作品
「2018年本屋大賞」ノミネート作品

 本日18日に全国の書店員が選んだ一番売りたい本「2018年本屋大賞」のノミネート作品が発表された。全国の504書店、書店員665人によって2017年11月1日から2018年1月4日まで行われた一次投票で上位10作品が選出された。

■2018年本屋大賞ノミネート10作(作品名五十音順)
『AX』伊坂幸太郎[著]KADOKAWA
『かがみの孤城』辻村深月[著]ポプラ社
『キラキラ共和国』小川糸[著]幻冬舎
『崩れる脳を抱きしめて』知念実希人[著]実業之日本社
『屍人荘の殺人』今村昌弘[著]東京創元社
『騙し絵の牙』塩田武士[著]KADOKAWA
『たゆたえども沈まず』原田マハ[著]幻冬舎
『盤上の向日葵』柚月裕子[著]中央公論新社
『百貨の魔法』村山早紀[著]ポプラ社
『星の子』今村夏子[著]朝日新聞出版

 伊坂幸太郎さんは今回で5度目のノミネート、『ゴールデンスランバー』で「2008年本屋大賞」を受賞している。辻村深月さんは4度目、原田マハさんは3度目、小川糸さんと塩田武士さん、村山早紀さんは2度目、知念実希人さん、今村昌弘さん、柚月裕子さん、今村夏子さんは初のノミネートとなった。

 大賞作品および発掘部門、翻訳小説部門の結果は、2018年4月10日に発表される予定だ。

 本屋大賞は、書店員が一番売りたい本を投票で選ぶ賞として2004年に創設された文学賞。選考は書店員の投票によってノミネート作品および受賞作が決定される。

 昨年は、世界的なピアノコンクールを舞台に個性豊かなピアニストたちを描いた恩田陸さんの『蜜蜂と遠雷』が大賞を受賞。過去には小川洋子さんの『博士の愛した数式』(第1回)、リリー・フランキーさんの『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』(第3回)、東川篤哉さんの『謎解きはディナーのあとで』(第8回)などが受賞しており、大賞作品のほとんどが映像化されている。

Book Bang編集部
2018年1月18日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

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